「巨人軍は常に紳士たれ、巨人軍は常に強くあれ、巨人軍は米国野球に追いつき、
追い越せ」。
これはプロ野球の父と呼ばれ、巨人オーナーを長く務めた読売新聞社主、
正力松太郎の遺訓である。
驚いたのは、巨人軍が「週間文春」の記事に反論し、提訴方針を示した、
20日の記者会見である。
21日の読売新聞では第二社会面の三段見出しで、詳報している。
要は文春が書いている「反社会的勢力」ではないということだ。
くだんの記事は原辰徳監督が女性問題で元暴力団員に1億円を払った、
と報じている。
だが、球団は原監督の恐喝被害の事実を認めつつも、
相手が反社会的勢力とは言えないと再三強調している。
一方、文春側も「記事に自信があります」とコメントしている。
たとえ恐喝した人物が暴力団と関わりがなかったとしても、
1億円とは常軌を逸している。
原監督が反省の声明を出したのも当然だ。
前球団代表の内部告発と解任以来、名だたるメディア同士の
さやあてにまで繰り広げられる巨人スキャンダルの泥沼である。
某読売新聞会長の主筆兼務問題は異常だと思うし、
今回の一件でも、原監督が弱みを握られ、あろうことか、「口止め料」をはらったわけだ。
巨人といえば、ソフトバンクで活躍した杉内投手らを金でつるなど、
なりふり構わぬやり方が気にいらない。
だから、私はアンチ巨人である。こえからもずっと・・・