今日の朝刊各紙は、オウム真理教事件で特別手配されていた高橋克也容疑者の逮捕が、


ほぼ一面トップだった。


以前、菊池直子容疑者の逮捕の時にこのブログで書いたとおり、


因縁のある事件だった。今、私が書いている本にもそのことが触れられている。


さて、どうしたものか、毎日新聞ばかりがタイトルで書いたとおり、


高橋容疑者を一面二番手にし、消費増税関連の記事を一面の頭にすえた。




民主、自民、公明の3党は税と社会保障の一体改革関連法案をめぐる


修正協議の期限としていた15日深夜、


自民党の対案も含む法案修正で合意した。


民・自両党が未明に大筋合意したのを受け、


公明党も法案に賛成する方針に転じ、


協議を担当する3党の実務者が合意の確認書に署名した。


3党は18日に各党内の了承手続きを取ったうえで正式合意する方向へ。


21日に会期末を迎える通常国会は一カ月以上延長され、


消費税率を現行の5%から14年4月に8%、


15年10月に10%に引き上げる消費増税法案は今国会で成立する見通しとなった。


これで、当面、解散・総選挙は遠のいたと思う。


自民党が主張していた、いわゆる「話し合い解散」も棚上げになった。


この問題とリンクして、国会の議員定数の問題も溯上にのぼるだろう。


個人的な見方だが、今回の「手打ち」は、民主、自民の水面下の「談合」だと思う。


民主も自民もマニュフェストには消費税増税が明記されているからだ。


しかしである。消費増税の反対論者である小沢元代表を中心にもめるだろう。


現段階でもかなり造反者はいる。


野田総理は、民主党の代表も兼ねているわけだから、


輿石幹事長ばかりをあてにせず、党をまとめることが先決だろう。


ただし、私は民主党には全く期待していません。