これは他人事ではない。
厚生労働省は3月時点の全国の生活保護受給者数が、
210万8096人だったと発表した。
これで昨年度は月平均206万7252人となり、
戦後の混乱が残る1951年度の同204万6646人を上回り、
過去最多を更新した。
受給所帯数は同149万8378所帯。
景気低迷や高齢化の影響で、厚労省は今後も増加傾向が続く可能性があるとみている。
私が学生時代、叔母の家庭で主がアル中で精神科病院に入院し、
収入源を失ったことから生活保護を受けた。
また、だいぶ前の話だが、当時、交際していた女性が子供のころ、
父親が事故で職を失い、やはり生活保護を受けた。
今年になって親しくなった男性は、持病のため同様となっている。
私も持病を持っているから、うかうかはしていられない。
だが、何とか仕事をしている身分にあるので、神様に感謝しなくてはいけない。
生活保護を受けると、マイカーはだめとかいろいろ制約がある。
しかし、この制度は憲法で保障された生存権に依拠しているので、
生活が立ちゆかない状況になった時は、うしろめたさを捨て、
もらえるものはもらうことができることが賢明ではないか。
ただし、よく報道されるように、無職を装った暴力団員の受給などはもってのほかだ。