日本の原発には、使用済み核燃料が1万数千トン貯蔵されている。
原発を稼動すれば、さらに増える。
日本は、これをすべて再処理してプルトニウムを取り出し、再び原子炉で燃やす
「核燃料サイクル」を国策としてきた。
しかし、原発事故で事情は変わった。原発を減らし脱原発を進めていくには、
核燃料サイクル政策の大幅な見直しは避けられない。
政府の原子力委員会では、なかなかの議論があったようだ。
これまで、政府が再処理一辺倒だったことを思えば、直接処分を選択肢の一つとして、
位置づけたことは評価できる。
「原発ゼロ」も想定したことは、かなり国もエネルギー政策に重きをおいたと言える。
ただ、これは各論で、全体の議論をみると、政策の変更に及び腰であることは否めない。
代替エネルギーも含めて、もっと安心安全なエネルギー需給の議論を深めて欲しい。