昨日の毎日新聞朝刊の社会面のトップで、なんともたまらない記事が書かれていました。

かなりよく取材をしていることもあって、アップしたいと思います。

以下は、ableが記事の要点をまとめ、解説を加えました。


お話は2週間ほど前の群馬の小学6年生、上村明子さん(12)が、学校で周到ないじめを受け、

自殺した一件です。

「臭い、あっち行け」など、まず、いじめの発言がおかしい。

どこをどう押しても、いじめられた方は被害者です。

6年生の2学期になると、給食も独りで食べるようになっていました。

信じられないです。

いわゆる「学級崩壊」的なイメージが強いと、ableは思います。

明子さんの家族は父(50)、母(41)、小4の妹(10)。

父親の仕事の都合で転居を重ね、08年10月に愛知県から転校してきました。

4校目の小学校らしい。

09年4月。5年生に進級。父親によると、フィリピン出身の母が授業参観に訪れてから、

一部の同級生に、容姿の悪口を言われるようになりました。

今年4月。6年生に進級。「臭い」「風呂に入っているのか」などと言われるようになり、

両親に「どんなに遠い学校でも歩いて行く」と転校を訴えるようになりました。

9月18日。運動会。このころから、「学級崩壊」が始まりました。

10月14日。担任は校長らに相談の上、席替えを実施。ですが、明子さんへのいじめは止まりませんでした。

同18日。再び明子さんが孤立するようになりました。

母親によると、勇気を出してクラスメートに、「一緒に食べよう」と頼んだことがあったらしいのですが、

「また、今度ね」と断られたという。

同19日。明子さんが学校を欠席。

同20日。再び、欠席。

同21日。社会科見学に来た明子さんに同級生が「なんで、こんな時に来るの?」「ずる休み?」といじじめに遭いました。夜、担任が上村さん宅に報告に行きましたが、共働きの両親は留守で、

インターホンの呼び出しに返事はありませんでした。

同23日。明子さんは、午前9時ごろに起床。朝食を食べました。

正午ごろ、母親が部屋をのぞくと、明子さんが首をつって死んでいたというのが顛末です。

明子さんの遺書はみつかっていませんが、

10月26日の告別式後、自殺直前に描いたとみられる漫画がみつかりました。

タイトルは「やっぱり友達っていいな」。

しかし、自室に残されていた5年の林間学校時の集合写真には、ボールペンの先のようなもので、

15人に「×」印がつけられ、もしも願いがかなうならば、との質問に「学校を消す」と書かれていたそうです。

いじめは、「犯罪」以上の「犯罪」だとableは思います。

亡くなられた、明子さんのご冥福をお祈り申し上げます。