注射ではなく、鼻の粘膜に吹き付ける「経鼻ワクチン」用のすぐれた素材を、東京大、東京医科歯科大などの

共同研究グループが開発しました。

補助剤なしで高い効果を発揮し、新世代のワクチンとして期待できるというらしい。

論文は英科学誌ネイチャーマテリアルズに掲載されました。

経鼻ワクチンは、インフルエンザなど鼻やのどの粘膜に感染する呼吸器感染症に効果的とされ、国内でも開発が進んでいます。

しかし、通常は鼻水などで流されて粘膜面に長くとどまらず、効果を高めるための補助剤が必要です。

脳の神経に入り込むことによる副作用があり、海外では大腸菌を補助剤に使ったワクチンで、

顔面神経まひが起きた例もあります。

研究グループ粘膜面が電気的にマイナスであることに着目し、プラスの電荷を持つ11粒子を合成しました。

これに、免疫細胞の標的となる「抗原」を入れて、鼻に噴霧すると、粘膜面に10時間以上とどまり、

補助剤がなくとも、免疫反応を呼び起こされることを見いだしました。

それにしても、この研究グループ、頭脳明晰ですね。ま、東大が入っているのだから、申し分ないでしょう。

脱帽です。