金属バラジウムなどのレアメタル(希少金属)が使われている携帯電話。

利用済みの携帯電話は全国の家庭で約2億台が眠っているとのことです。

またこうしたレアメタルは「都市鉱山」と呼ばれています。

日本はレアメタルのほぼ全量を輸入に依存していますが、

新興国の台頭で、争奪戦が激化しています。

レアメタルの再資源化を図るには、利用済みの携帯電話の回収が重要です。

しかし、通信事業者や地方自治体などによる自主回収は低調です。

00年度の1362万台をピークに、08年度は617万台とほぼ半減しました。

電話として使われなくなっても、写真や音楽を保存しておく利用者が増えたためです。

携帯電話は大型家電のような回収システムがありません。

経済産業省は、携帯電話の回収を通信事業者やメーカーに義務付ける法措置を検討しているそうです。

同省は回収ボックス設置などを求め、違反には罰則を盛り込む内容を含めています。

ですが、通信事業者の所管は総務省という縦割行政の壁に加え、回収コストの負担などをめぐる

業界の思惑も絡み、作業はストップしています。

ableは、先進国の中で、最も資源に乏しい日本であるのですから、この回収システムは、

おおいに活用していくべきだと思います。

それにしても、政権交代が進んだにもかかわらず、いまだに縦割行政の改善が進まないのは、

疑問符がついてしまいます。