1995年12月のナトリウム漏れ事故から停止していた、日本原子力研究開発機構の、
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が、運転を再開しました。
使った以上の燃料を生み出す「夢の原子炉」として、資源小国・日本の国策位置づけながら、
ナトリウム管理の難しさやトラブル隠し体質(東京電力なども再三、トラブル隠しをしています)などのため、
その開発史は停滞の歴史でもありました。
専門家らからは、技術自体への懸念のほか、
順調にいっても40年先となる商業化への遠い道のりに厳しい視線が注がれています。
この事故をめぐっては、ableの後輩に当たる科学環境部の記者がだいぶ健闘していました。
ちなみにこの記者、東大理学部出身の記者でした。ableはどちらかというと文系人間なので、
こういう問題はあまり得意ではありません。
一方、日本原子力研究開発機構は、再開後の翌日、もんじゅの原子炉内部で、燃料から放射性物質が漏れたことを知らせる、警報が6回鳴ったと発表しました。誤作動とみており、試験運転を続けました。
漏れを検知する装置の1台が、6日午後11時9分に鳴りました。その後、7日午前10時1分から、
同11時54分にかけ、さらに5回鳴りました。他の検出器には、漏れを示す異常はみられなかったそうです。
そして、無事、昨日、臨界に達することができたようです。
原発で思い出したのですが、社民党は終始一貫、脱原発を唱えています。上記にも書いたように、
資源小国・日本はエネルギー確保に向けて、原発は無くてはならないものになっています。
水力、火力では限界があり、風力、地熱などは0に等しい状態です。
社民党は自民党とともに「古い体質」を引きづっています。
社民党さん、もう理念ばっかり追いかけないで、ここらで、現実とよく向きあってはいかがですか?
さて、今日は「母の日」。ableはこれから、カーネーションを買いに行きます。
普段、心配をかけているので、親孝行のまねごとをさせていただきます。