米国のオバマ大統領と、ロシアのメドベージェフ大統領は8日、チェコの首都プラハで、
第一次戦略兵器削減条約(STAT1、昨年12月に失効)に代わる、
新たな核軍縮条約に調印しました。
配備済みの戦略核弾頭の上限をそれぞれ、1550に制限するもので、
「核兵器なき世界」の実現に向けた実質的な第一歩となりました。
新条約はICBMやSLBM、さらには重爆弾機の核運搬手段を800に抑え、
実戦配備については、700に制限することになりました。
今後、両国議会の批准を経て、7年以内に戦略核などを削減する方針となりました。
ableが考えるに、米露だけで、世界の核の約9割を占めているわけで、
その意味では、核配備をしている他国にも、核軍縮のお手本になると思います。
ただし、核製造疑惑のある北朝鮮やイランなど、米国前大統領が指摘した「悪の枢軸」の国は、
かなりヒステリックになっています。
加えて、ここ数年、驚くほどに軍事費を増やしている中国も脅威とされています。
ableはこうした問題を国連などで解決していくことが、賢明だと思います。