エイブルレポート ■相思相愛の“料理”と“コメ”。「専用米」、じっくり噛みしめながら拡販中
“お箸の国の人”である私たち日本人ほど、コメにウルサイ国民はいないのではないでしょうか。しかし、そのおかげでコメの味がわかる舌が養われ、そのおかげで実に様々な種類のコメが作られるようになりました。
コメの味に個性を持たせ、嗜好品的な位置づけで消費者のこだわりに応える「ブランド米」もその一つ。そして、それからさらに進化したのが、ある特定の料理に合わせた「専用米」の出現です。
宮城県の古川農業試験場が開発したのは、チャーハンやピラフに最適な新品種、「さち未来」。ジャポニカ米(短粒種)とマレーシア産のコメとの交配から生まれたもので、昨年、品種登録されました。やや硬めで水分が少ないため、炒めるメニューにぴったり。
新潟県上越市の中央農業総合研究センター・北陸研究センターが開発したのは、寿司専用のコメ、「笑みの絆(えみのきずな)」。コシヒカリと比べて粘りが強すぎず、酢になじみやすく、飯粒がしっかりしているので、握ると崩れず、食べるとなめらかにほぐれる。まさに、寿司のために生まれてきたコメです。10年前から品種交配を始め、昨年、品種登録され、今年から本格的に流通しています。
また、カレーに最適なコメとして2009年に品種登録されたのは、その名も「華麗舞(かれいまい)」。柔らかく粘り気の強い日本型品種「アキヒカリ」と、硬めで粘り気の少ないインド型品種「密陽23号」を交配して育成され、表面の粘りを抑えながら、内側は「コシヒカリ」並みの柔らかさと弾力性を持たせることに成功。粒同士がくっつきにくいので、かたまりにならず、ひと粒ひと粒がルウになじんでカレーをいっそう美味しく引き立てます。
中央農業総合研究センターなどが「華麗舞」の研究・育成を始めてから日の目を見るまでに費やした年月は、なんと27年。インド型と日本型のような異種交配の場合、日本型同士の交配と比べて、約2倍の年月がかかると言われています。当初から、カレー専用米を開発しようとしていたわけではなく、多収品種の育成を目的に交配されたものでした。ところが、第一の目的を果たすことが難しく、試行錯誤を繰り返すうちに、今までにない“おもしろいコメ”が副産物的に誕生したという経緯があります。
これまで、料理に合わせたコメというものが無かったことが、意外です。「専用米」の用途の幅が広がり、種類も増えることで、こだわりを持った消費者に向けた、新たなコメ需要の掘り起こしにつながることが期待されます。
コメの味に個性を持たせ、嗜好品的な位置づけで消費者のこだわりに応える「ブランド米」もその一つ。そして、それからさらに進化したのが、ある特定の料理に合わせた「専用米」の出現です。
宮城県の古川農業試験場が開発したのは、チャーハンやピラフに最適な新品種、「さち未来」。ジャポニカ米(短粒種)とマレーシア産のコメとの交配から生まれたもので、昨年、品種登録されました。やや硬めで水分が少ないため、炒めるメニューにぴったり。
新潟県上越市の中央農業総合研究センター・北陸研究センターが開発したのは、寿司専用のコメ、「笑みの絆(えみのきずな)」。コシヒカリと比べて粘りが強すぎず、酢になじみやすく、飯粒がしっかりしているので、握ると崩れず、食べるとなめらかにほぐれる。まさに、寿司のために生まれてきたコメです。10年前から品種交配を始め、昨年、品種登録され、今年から本格的に流通しています。
また、カレーに最適なコメとして2009年に品種登録されたのは、その名も「華麗舞(かれいまい)」。柔らかく粘り気の強い日本型品種「アキヒカリ」と、硬めで粘り気の少ないインド型品種「密陽23号」を交配して育成され、表面の粘りを抑えながら、内側は「コシヒカリ」並みの柔らかさと弾力性を持たせることに成功。粒同士がくっつきにくいので、かたまりにならず、ひと粒ひと粒がルウになじんでカレーをいっそう美味しく引き立てます。
中央農業総合研究センターなどが「華麗舞」の研究・育成を始めてから日の目を見るまでに費やした年月は、なんと27年。インド型と日本型のような異種交配の場合、日本型同士の交配と比べて、約2倍の年月がかかると言われています。当初から、カレー専用米を開発しようとしていたわけではなく、多収品種の育成を目的に交配されたものでした。ところが、第一の目的を果たすことが難しく、試行錯誤を繰り返すうちに、今までにない“おもしろいコメ”が副産物的に誕生したという経緯があります。
これまで、料理に合わせたコメというものが無かったことが、意外です。「専用米」の用途の幅が広がり、種類も増えることで、こだわりを持った消費者に向けた、新たなコメ需要の掘り起こしにつながることが期待されます。