錬金術(広州編) | 『昭和23年に生まれて』のブログ

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堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

「錬金術」と言うことを真面目に追求していた時代があった。

普通の金属から「金」を作り出すという「術」だね。

「金メッキ」はその名残かもしれないが。

「不老不死」を求めた古代の中国権力者にも通じる人間の性だろう。

広東省の広州市に旅行した時に、古代の墓からの出土品を展示してある(と言う)博物館に行ったことがある。

案内係りの話では、発掘されたのは古代の有力者の墓らしいが、埋葬されていた人の周辺からは、水銀とかの重金属が一緒にでてくるそうだ。

当時は、水銀とかの重金属が「不老不死」に効くと信じられていた証とか。

「昔の人は、馬鹿なことを信じていた」となるのだろうが、当時としては正しい理解だった訳だ。

「不老不死」を求めて、結局は、健康を害し、寿命を縮めていたのだね。

結構、現代でも同じようなことが行われているかも知れないね。

この案内係の男性は、陳列品の説明よりも、自分のことを紹介したくて仕方がなかった。

何でも、ジャッキー・チェンの映画にエキストラとして出演したそうで、その時チェンと一緒に撮った写真を自慢げに見せてくれた。

案内が終わりにかかったところで、興味があれば特別にお見せするがとおもむろに切り出した。

「何ですか?」と聞いたら、古い陶器で、やはり出土したもの、つまり「骨董品」だと。

通常は責任者の了解がないと「売れない」が、自分は責任者と同じ権限があるので、気に入ったものがあれば「お売りすることも可能」とのこと。

骨董品と言えば、テレビの「鑑定団」を楽しむ程度なので、陳列品の良さは分からない。

結局、見せてもらうだけにした。

どう考えても、中国式ビジネスの典型としか思えない。

もし、買っていたら...。

「連金術」を経験できたかもしれないね。