本日ニューピアホールにて行われたDEEP JEWELS43に出場した細谷ちーことあきぴの試合結果です。
シッティングからスタートのあきぴに対して上からパスのプレッシャーをかける横瀬選手。ジリジリとパスガードをされマウント→バックへと移行してバックチョークで一本負けでした。
お世辞にも物覚えが良いとか運動神経が良いとかセンスがあるとか言えないあきぴですが、それでもそれらを凌駕する努力と練習量で柔術青帯を取得するまでに至りました。そこであきぴの物語はひと段落するのかと思いきやDEEP JEWELSさんからのオファーを頂きました。グラップリングとはいえまだプロの舞台は早いかなという思いはありましたが本人の希望もあり受けることにしました。
彼女の努力は近くで見てきた我々が一番知っています。体を壊すのではないかというくらいのスケジュールで練習をしていました。
それでも今日は全く歯が立たず完敗しました。
これが格闘技の世界です。今まで積み上げてきたものが音を立ててガラガラと崩れ落ちるような気持ちになります。消えてなくなりたくなります。応援してくれた方々に申し訳なくて合わす顔がないという気持ちになります。しかし勝てばそれらが全て報われる。勝てば天国、負ければ地獄。この美しき残酷な世界に自分の意思で足を踏み入れたのだから自分で立ち向かっていくしかないです。
もちろん指導者としての自分の責任もあります。彼女をこの先どのように育てていくかも自分の課題となります。
試合後は人生どん底のように泣き崩れて落ち込んでいましたが、帰る頃にはもう気を取り直していて明日からまた頑張りますと言っていたので、また応援しますと言ってくれた方々のためにもまたコツコツと積み上げていきましょう。次こそ勝って泣きましょう。
1Rジャブやローを当てるちーこに対して相手はタックル→壁レス→テイクダウン。パウンドで削られ横三角、アームロックで極められかけるも何とかエスケープしてゴング。
2Rは相手のタックルを切ってバックを取りパウンドで削りチョークも入りかけていたが終盤に立たれて払腰で投げられるもさらに上を取り返しパウンドを打ってゴング。
1Rのアームロックとパウンド、2Rに一度立たれて投げられた印象の差かジャッジは二人ドローでしたがマスト判定で相手に入り3-0で負けてしまいました。
負けはしましたがどちらに転んでもおかしくない接戦&熱戦でした。1Rあれだけやられても次のラウンドを取り返す根性は流石でした。試合でのあの根性を練習でも常に出すようにしていけば次は同じ展開でも競り勝てると思います。練習では抜く癖があるので…。
退場の際にも色んな方からナイスファイトと声をかけて頂いたので見ている方に魂は伝わる試合だったのかなと思います。
ここからまた這い上がっていきいつかまた3R制の戦いでリベンジしてもらいましょう。
というわけで二人とも負けてしまいましたがこれで終わりではないのでABLAZE八王子の女子選手の応援を今後ともよろしくお願いします。
会場に来てくれた方、配信でご観戦頂いた方、SNS等で激励してくれた方、ありがとうございました。
※写真はまた準備が出来次第更新していきます。