本日ゲンスポーツパレスで行われたfightingnexus31にてABLAZE八王子初の男子プロファイター2名がデビュー戦を行いました。


この日早い時間にはABLAZE八王子第4のプロを目指す山崎涼がアマチュアで2試合を行い、1試合目はクローズドガードからのボディロックで一本負け、2試合目は前蹴りによるKO勝ちでした。引き分けを挟んで5連勝中でしたが連勝記録更新ならずでした。しかしただでは終わらず2試合目をきっちりKOで仕留めたので良かったと思います。山崎は負ける時はフィニッシュ負けが多いのでディフェンス力を高めるのが課題になるかと思います。来月にまたもう1試合やります。こちらも応援よろしくお願いします。




そしてプロ部門。

結果から言うと2試合とも死闘でした。

篤哉はプロ無敗4連勝中の格上相手に打投極ともに一進一退の攻防を繰り広げ、テイクダウンの攻防で競り勝ち判定2-0の辛勝でした。しかし格上の無敗の相手にデビュー戦の篤哉が初黒星を付けたのは非常に価値ある大きな1勝だったと思います。ABLAZE男子プロ部門の初勝利を私にもたらしてくれました。

ただ、減量でミスをして再計量となり結果的に時間内にギリギリクリアする事は出来たのですがたくさんの人の力を借りてのクリアでしたので自分一人の力ではクリア出来なかったのでプロとしての自覚、責任をしっかり持ち、慢心を捨てる事がこれからの課題となります。













そしてアンダーカードメインを任された大輝ですが、1Rはテイクダウン、パウンド、バックと繋ぎフィニッシュも何度か狙えて完全に制圧していたのですが2Rに壁に押し込んでいる状態から相手の膝を顔面に多数被弾し出血。結果ドローとなり延長戦へ。3Rも壁に押し込みテイクダウンを狙い続けるも倒せず、2Rと同じ膝を被弾し判定負けとなりました。1Rを完全に支配していただけに非常に悔しい敗戦となりました。


大輝は実は前日に大きな試練を与えられました。

13年家族として寄り添った愛犬マグが闘病の末旅立ってしまいました。息を引き取ったのは大輝が計量をクリアした2分後だったそうです。

人間の理解を超えた何かの力というのは存在すると思います。息を引き取るのが試合数日前、もしくは当日だったらメンタルが作れなかったかもしれません。前日だったからこそ次の日気持ちをしっかり持って迎えられたのだと思います。篤哉がカラカラの状態から計量をクリア出来たのも、大輝が無事試合を終える事ができたのもマグのお陰だと思います。

そして何よりまだ大学を卒業したばかりの22歳の青年が、この試練を乗り越えて3R最後まで諦めずに戦い抜いた事を褒めてやりたいです。自分の弟子を公の場で褒めるというのもなんか気持ち悪いのであまりしたくないのですが今日ばかりは褒めてやりたいです。本当は試合に勝ってマグへのメッセージを言いたかったそうですが次戦勝って語ってくれるみたいです。試合内容も決して評価の落ちる内容ではなかったので怪我や心の傷を癒してすぐまた次戦への闘志を燃やすのみです。















二人の戦いを見にきてくれた方々も彼らの覚悟やプロとしての生き様を感じてくれたのではないかと思います。ジムからもたくさんの方々が来てくれました。みんな人の事で泣いたり笑ったりしてくれて改めてABLAZE八王子は最高でしかないと思いました。


大輝、神部篤哉の応援誠にありがとうございました。

今後とも彼らの応援をよろしくお願いします。