リノベーション物件のメリットとデメリットとは？

最近人気のリノベーション物件について、メリットとデメリットをお伝えします。

まず、リノベーションとは何でしょうか？リノベーションとは、既存の建物に新しい価値や機能を付け加えることです。一方、リフォームとは、老朽化した建物を建築時の性能に戻すことです。つまり、リノベーションは、新築の状態に戻すだけではなく、現代の生活様式に合った設備などを取り入れ、付加価値を加えることでその建物の価値を上げることを目指しています。

リノベーション物件のメリット

リノベーション物件には、以下のようなメリットがあります。

相場より安い物件が見つかるかも！

築年数が古い物件は、新築や築浅物件よりも家賃が安くなっています。しかし、リノベーション物件は、築年数が古い物件をリノベーションしているので、内装は新築物件のようにきれいです。そのため、新築物件よりも安く、新築物件のようにきれいな物件に住めるチャンスがあります。

デザイン性が高い

リノベーション物件は、付加価値を加えることを目的としているので、一般的なデザインとは違った個性的な内装の物件が多くあります。おしゃれなお部屋に住みたい方や、他にはないお部屋に住みたい方、デザイナーズ物件が好きな方には、リノベーション物件はおススメです。

リノベ後すぐの入居なら未入居に近い

リノベーションした部分の割合にもよりますが、内装をフルリノベーションした場合、お部屋の中は新築未入居の物件のように清潔感があります。未入居物件に住みたい方は、リノベーション直後の物件を探してみるといいでしょう。

自分好みにカスタマイズできる

リノベーション物件は、まれにリノベーション工事をする前に、入居者の希望や要望を聞いてくれることがあります。その場合、自分の好きな色や素材、間取りや設備などを選ぶことができます。自分だけのオリジナルなお部屋に住みたい方には、リノベーション物件は魅力的です。

エコロジーに貢献できる

リノベーション物件は、既存の建物を再利用することで、新たな建物を建てるよりも環境に優しいと言えます。また、リノベーション工事では、省エネや節水などのエコな設備を導入することもあります。環境に配慮したお部屋に住みたい方には、リノベーション物件はおススメです。

リノベーション物件のデメリット

リノベーション物件には、以下のようなデメリットもあります。

共用部は築年数を感じる

リノベーション工事は、空室物件が出るごとにそれぞれのお部屋を内装リノベーションすることが多いです。そのため、共用部はリノベーションされていないことが多く、建物の外観やエントランス、ゴミ置き場やエレベーターなどには築年数の古さが目立ちます。

築年数に対して家賃が高い

リノベーション物件は、リノベーションにかかった費用を回収するために、リノベーションしていない同じ築年数の物件よりも家賃が高く設定されていることが多いです。そのため、リノベーション物件は、築浅物件よりも家賃は安いですが、築年数の古さに対して家賃が高いと感じる方もいるかもしれません。

耐震性の低さや配管が古い

1981年6月1日から新耐震基準が採用されているので、それ以降に建築された建物は新耐震基準に準拠しています。しかし、それ以前に建てられた建物は、耐震性が低い可能性があります。リノベーション物件は、建築構造までは変えられないので、リノベーション物件を探す場合は、建物の竣工年月に注意が必要です。また、リノベーションは、配管までは変えていないことが多いので、内装はきれいでも、建物の配管は劣化している可能性もあります。