今年春に実施した、
「地域猫と人の共存を目指して保護猫の医療費と療養費にご支援を」の
クラウドファンディングにご協力いただき、本当にありがとうございました。
皆様からいただいたご支援で、支援活動を継続して行っているところですが、
8月某日、市内で多頭飼育崩壊が発生している事が判明いたしました。
以下、長文で大変恐縮ですが、お読みいただけますと幸いです。
【劣悪な多頭飼育崩壊の現場】
※現場写真、保護された猫たちは、ねこ友会インスタで一部ご覧になることができます:
容赦なく太陽が照りつける真夏の日、「一般社団法人おーあみ避難所」様のご協力のもと、猫たちの救助活動を開始しました。
現場は、人の腰の高さまで糞尿が堆積し、セメントのように固まった劣悪な環境の2部屋。そこから、なんと60数頭、最終的には脱走猫や子猫を含め、合計75頭もの猫を保護することになりました。
閉め切られた室内は、目を刺すような悪臭が充満し、エアコンもないため40℃を超えるほどの高温。雨戸も閉ざされ、呼吸すら困難な状況の中、団体のスタッフの方々が連携し、一匹ずつ丁寧に捕獲していきました。
それは、本当に倒れてしまいそうな、気を失いかけるほどの過酷な作業でした。
突然のことに猫たちは驚き、逃げ惑っていましたが、スタッフは心の中で「一刻も早く涼しい場所に連れて行ってあげるからね、もう少しだけ我慢してね」と語りかけながら、命がけで救助活動に当たりました。
保護された猫たちは、幸いにもご飯はきちんと与えられていたようで、ひどい栄養状態の猫は多くありませんでした。また、ある程度人慣れしている子もおり、悪気なく、結果として多頭飼育崩壊に繋がってしまったのだろうと感じられました。
しかし、今回のケースは決して適切な飼育環境とは言えません。
増えないように、増やさないようにするための避妊手術は必須であり、不幸な事態を防ぐための鉄則です。
【75頭もの猫たちの保護先】
75頭の猫たちは、「川越市のねこかつ様」「横浜市のおーあみ避難所様」、そして「我孫子市のねこ友会」の3団体で手分けして保護することとなり、ねこ友会は28頭を保護することになりました。
捕獲作業や保護、その他様々なことをお手伝いいただいた2つの団体様には、言葉では言い尽くせないほど感謝しております。
「不幸な猫を救いたい、助けたい」という同じ志を持つ皆さまに支えられ、本当に助けられました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
とはいえ、28頭の猫たちの保護は決して簡単なことではありません。
ねこ友会は、頭を抱えました。
【新しく、3つ目のシェルターを開所】
結果として、シェルターを新たに一つ増やすことになりました。
半分の猫たちは各預かりボランティアスタッフにご協力いただき、残りの半分をシェルターで保護することになりました。
家賃、光熱費、ご飯代、医療費…
保護直後、半分の猫たちが体調を崩し、しばらくの間、スタッフが毎日病院へ搬送する日々が続きました。入院せざるを得ない子もおり、大変な状況でした。
現在はようやく落ち着き、皆が元気になってきたことは嬉しい限りですが、とにかく、よく食べるんです!
ご飯の時間になると、皆でワッと集まってきて、「ごはん!ごはん!」と急かしてきます(笑)。
たくさん食べて栄養をつけ、健康を維持して、幸せな家族を見つけようね!
シェルターの猫達の様子
【ご支援のお願い】
多頭飼育崩壊により保護猫の数が増え、シェルターも増えたことに加え、今年は傷病猫の保護やシェルターにいる傷病猫の入院・通院が多かったため、皆さんにご支援頂いたクラウドファンディング等の資金もすでに底が見え始めています。また、スタッフも不足しています。
協力病院のお力をお借りしておりますが、長期入院となれば検査代を含め、十数万〜数十万円という費用がかかります。
どうか、どんな形でも構いませんので、ご支援いただけると大変助かります。
振込口座〇
千葉銀行 我孫子(あびこ)支店
普通口座 3818035
ネコトモカイ クワノケイコ
※振込手数料はご負担をお願いいたします。
PayPay〇
PayPayからも手数料無しで送金できるようになりました。
PayPayID: nekotomokai
アニドネ経由でご寄付
確定申告により税金控除(40%)が可能です。

ボランティアスタッフも随時募集しておりますので、
ねこ友会のHPより「ボランティア募集のアンケートフォーム」よりご連絡いただけると幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後、保護された可愛い子たちの様子もお知らせできればと思います。