猫ハウスの敷地内は、地域猫たちの集い場です。猫ハウスのオーナーが餌やりをし、寝床を作り、猫たちが安心して過ごし、楽しめるサロンのような空間が広がっております。

そんな猫ハウスの地域猫たちの中でも、特に目を引く存在感を持っていたのが、ジョー君です。
ジョー君は、発情期に猫ハウスの敷地に流れてきました。TNRをし、それから猫ハウスの敷地内に住み着いておりました。ある昭和の俳優さんに似ていることから、オーナーが一目で決めた名前でした。そして、昭和の俳優さんに、勝るとも劣らぬ男気を最期まで見せてくれることとなったのです。
小雨の降りしきる2/20。昼からは譲渡会が予定されていました。そんな中、しばらく姿を見せなかったジョー君が、朝から猫ハウスの床下から呼んでいる(鳴いている)と言うのです。
なにやら動けなくなったようで、猫ハウスでは、オーナーが床を剥がしてジョー君の救出に当たっていました。床を剥がし救出すると、動けなくなったジョー君を抱え、すぐに病院に駆けつけました。
体はすでに低体温。できる限りの検査をしました。すると、体はすでに病魔に侵されきっており、肝臓には腫瘍があり、腎不全も起こしていたと言います。お医者さんは、こんな体で、ここまで立派な体格に驚いていたそうです。ジョー君は、そのまま、オーナーの手の中で息を引き取ったとのことでした。
猫ハウスのオーナーは、
「彼は絶対人に懐かず、触らせもしなかった、この面構えを地でゆく「無頼漢」そのもの。そんな奴が、最後に自分に泣きを入れ、逝ってくれたと思うと、何とも健気でかっこよかった」
とジョー君の男気と健気さに涙したと言います。
最後の最後は、一生懸命に世話してくれていたオーナーを呼び、オーナーの手のひらのぬくもりの中で逝ったジョー君。ジョー君なりの「ありがとう」と「さよなら」だったのでしょうか。
いつも、色々なスタッフの出入りもある猫ハウス敷地内で、類い稀なる存在感で私たちを見守ってくれていたジョー君。
ジョー君
「ありがとう」「さよなら」「またね!」
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