移動中の飛行機。

平日で空いていることもあり、

3人掛けのシートにゆったりと1人で座っていた窓側の席。

離陸してから約1時間。

着陸態勢に入り、シートベルトサインが点灯。

CAさんが乗客のシートベルトを確認している。

ふと、私の席の通路側に立ち止まり、

「失礼いたします」とCAさん。

すると、

私の隣のシートに膝を乗せ、後ろの席に何かを伝えている。

何事かと思い、後ろの席を見ると、

小学生くらいの女の子が一人で2つの席に横になり爆睡状態!

通路側のシートには、他のお客様が乗っていたため、

前の席から、声をかけていたのでした。

「おはよう!おはよう!」
「もう直ぐ着くよ。起きてちゃんと座れるかな?」



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

普段は、とても丁寧な敬語で話すCAさんの姿しか見たことがなかったので、

その声を聞きハッとしました。

相手は小学生くらいの女の子。

敬語で丁寧に話すより、分りやすい言葉で話しかけた方が伝わりますよね。

まるで、お母さんが子供を起こすようなやさしい口調に感動しました。

その後、女の子は寝ぼけ眼のままでも、ちゃんと座っていました。

なぜ、平日に女の子が一人で飛行機に乗っていたのか、

不思議でなりませんでしたが…。何か事情があったのでしょうね…。


★ 相手が分りやすい言葉で話すということ


お客様には、敬語で話すということがマニュアル化されていると、

相手がどのような方であれ、敬語で話すことが正解であると思い込み、

敬語では、伝わりにくい相手にまで、

敬語で話してしまうこともあるかも知れない。

また、

相手にどのように伝わるかということよりも、

自分がどにように見られるかに捉われてしまうと、

難しい言葉を並べてしまうなど、

どこか自分の言葉にはなっていない言葉で、

話してしまうこともある。

でも、

本当に、伝えたいことがあるならば、

相手が分りやすい言葉で、

自分の言葉で話すことの方が大切なのですね。

どんなに丁寧な言葉でも、どんなに賢そうな難しい言葉でも、

気持ちが自分に向いてしまっては、

ココロの温度は伝わらない。

気持ちが相手に向いている言葉なら、

きっと伝わるココロの温度。


言葉で何かを伝えようとする時、
相手に気持ちを向けることを、
忘れずにいたいと思う出来事でした。