郵便受けに入っていた1枚のはがき。

差出人は、数年前に購入した車のディーラーの担当者の方。

車を買い替える予定がある訳ではないことを承知で、

定期点検や車検の案内など、

いつも、こまめに、親切に電話やはがきで知らせてくれる。

でも、手にしたはがきは、いつもとは少し違っていた。

それは、『退職』を知らせる内容。

今までの感謝の気持ちがつづられている。

そして、手書きのメッセージ。

「今まで、大変お世話になりました。ありがとうございました。」


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆


家の近くまで来たときには、

留守であることが多い我が家に手書きのメッセージを残しくれる、

あたたかい気持ちのある口下手な営業マン。

とても良くして頂いていたので、寂しい気持ちと共に、

丁寧にはがきで知らせてくれたことにじ~んときました。

担当者が変わる時に、お客様へ挨拶をすることが、

当然であることのように思えますが、よっぽどの上客でない限り、

実際には、そうではないことの方が多いような気がします。

長年新車を購入し続けている友人に聞いてみたりもしましたが、

担当者が突然代わる事はあっても、

挨拶状が届いたことなど一度もないとのこと。

当たり前のことではないのですね。

たとえ会社の決まりごとであったとしても、

「ありがとう」という

手書きのメッセージは、嬉しいものです。


★ 最後の挨拶を届けるということ


仕事上の付き合いだけであれば、

もう2度と会うことも無いだろうからと、

わざわざ手間をかけて、関わりがなくなることを伝える必要もなく、

挨拶をする必要もないと思ってしまうこともあるかも知れない。

でも、それは、

お互いに寂しいことのような気がします。

たとえ、仕事上だけの関わりであったとしても、

何かの縁があって、関わることが出来た人たち。

2度と会うことが無いかも知れないからこそ、

丁寧に「お世話になりました」と感謝の気持ちを伝える。

当たり前のようで、当たり前に行われてはいないこと。

最後の印象は、人のココロに残りやすい。


とても親切な車屋さんに良くして頂いたこと。
きっと、ずっと忘れません。


最初も最後も大切な挨拶。
丁寧に届けることを忘れずにいたいと思う出来事でした。