今日はコイケル達のお話ではなく、アレックスのお話です。
私が始めて迎えた犬、マークス(ジャックラッセルテリア)が急逝し、その寂しさを埋めたくて数ヵ月後に迎えたのがアレックスです。
マークスのブリーダーさんに、新しい家族になってくれるジャックラッセルを探してもらったのが
アレックスでした。
アレックスと初めて対面した時は、小さな体から神経質そうな雰囲気を出した生後二ヶ月の男の子で、
かと言って怯える風でもなく、クレートの奥からじーっと私の顔を見つめ、
その小さな瞳は、まるで私の心の奥底まで見透かしているような静かで力強い瞳だったのを覚えています。
私とアレックスの生活が始まり、それから間もなく東日本大震災・避難所生活を共に経験するのですが、
体育館での避難所生活の間、散歩以外は狭いクレートの中で声ひとつ立てずに過してくれ、
一緒に車で支援活動をしてくれました。
その後、グレイスという新しい家族を迎えたら、片時も側を離れずグレイスの面倒を見てくれて、
大型犬からグレイスを守り、
近所で吠えてしかたがなかったワンちゃんを、いつの間にか吠えずに一緒に散歩出来るようにしてくれたり、それも一頭だけでなく。
ケリーが散歩の途中で人や犬に吠えたりすると、アレックスはそれを諌め、
ケリーもアレックスに諌められると吠えるのをやめたり、
飼い主の私たち人間が出来ないことをやってしまうすごさがあるアレックス。
そして、アレックスとの生活の中で、私がアレックスにどれほど助けられたか、
そのエピソードも数々あるのです。
私にとってかけがえのないパートナーのアレックス。
グレイスの出産中やパピーのお世話中は、一切私に甘えてきたり側に寄らずに別の部屋で過し、
私が一段落すると、ぴったりなタイミングで甘えてくる。
家の中で何か変化があれば私を呼びに来てくれるし、
私に余裕がなくてかまってやれない時だって、すねることもなく我慢強く待っていてくれるのがアレックス。
私はそんなアレックスに甘え、アレックスがいるから頑張れる励ましをもらいながら日々を送っています。
そんな生活の中で辛い出来事が起き、眠れない夜を過し朝方寝入ってしまった時の事。
目を覚ましたら、アレックスが私の枕元で一緒に寝ていてくれました。
私はアレックスのちっこい体に顔をうずめてひとり泣きました。
アレックスの体はあったかくて、モフモフの毛が優しくて、、、、
そしてアレックスは全部分かっているかのように、じーっとしたままわたしを慰めてくれました。
アレックスってそういう子なんです。
アレックスに慰められ癒されて、元気を取り戻す事が出来ました。
アレ、本当にありがとう。
アレックスが人間なら、たぶんお父さんとじゃなくアレックスと結婚していたかも、
なんて笑いながら過しています。
なに?俺は犬以下か!?
はっきり言って、そーいうときもあるかもネ。。。(爆)