ワタシ、単館ものの映画館が好きです。
梅田やったらテアトル、大阪はシネ・ヌーヴォ、京都やったらみなみ会館。
ちなみにシネ・ヌーヴォは劇団維新派が内装を手がけたところ。
単館ものの映画館ってこじんまりしているけど、けっこう似た雰囲気があって
好きなのです。大学の近くにあった無限洞を思い出させる。
むかし行った映画館は大阪の十三にある第七藝術劇場。
ボウリング場のすみっこにある1スクリーンの映画館。
『パークアンドラブホテル』は、屋上に公園があるラブホテルのお話。
よくよく考えたら、すんごいシュールじゃない?
めっちゃ古いタイプのラブホテルで、受付でオーナーと直接キーとお金のやり取りをする感じ。
全部屋、和室。昭和のにおいがする。
この映画もけっこう淡々と進むのですが、人の表情がいいなぁと思う。
主演のりりぃさん、顔がアップになるんです。
でも、イヤじゃない。顔に刻まれたしわが、その人の人生を浮き彫りにさせる。