竹久夢二さんの理想の女性 「立田姫」


アートを巡る旅  無意識の投影

竹久夢二 絵画 ポスター 遠山に寄す クール ポスター 壁アート キャンバス 印刷 アートパネル オフィス装飾 ぶら下がる 版画 ギフト24x24inch(60x60cm)

 

夢二さんの展覧会 UMEJI展大阪に行って気になった

1枚「遠山に寄す」を 

心理臨床の場で使われる風景構成法の手法で読み解いてみるウインク  (自分のトレーニングの一環として)


〈まず全体の印象〉

線だけの表現が多く 色がほとんどない 寂しげ

木には葉がない 足元の草も枯れてるのか? 荒涼としている右下矢印


〈人物〉

男女が後ろ向きに描かれる 色がつけられている

男性は遠くの山をみているのか?

女性は左を向き、川を見ている

一緒にいるが、それぞれ違う方向を向いている 

少し気持ちがバラバラなようにも受け取れる驚き


山は、理想や目標などを表す

川は、感情を表すと言われている


〈木〉

木はその人のエネルギー状態を表すと言われている

枝の梁りも少なく、途中で切れている、葉もない

幹も細く あまり元気のある状態とは言えない

現在から未来の方向へ伸びているが、上が切れている

先行き不安? 泣くうさぎ


〈川〉

川は感情を表すと言われる

画面下方を横切るように描かれる 川の向こう側へ渡る橋などはない が 細い川なので跨げないこともない?

男性はひょいと越えられそうだか、女性は着物姿で跨ぐのは厳しいか…


また、画面左下は過去の方向

女性は過去の方を見ている 何を思っているのか…


〈総感〉

山は遠くにあり、足元には越えられそうで越えられなさそうな川がある

全体に色がなくエネルギーが少なめの状態

画面の向こうとこちらで切り離されてしまっているような断絶感 

まさに"立ちすくむ"といった感じだ不安

うっすら山の頂きに色があるのが救いだ

そこから色が広がっていくようなことが出きるといいのかもしれない 指差し


↑これは自分でトレーニング用に描いたもの

風景構成法とは、心理臨床の場で用いられるもの

木、川、山、人など10のものを描いていき、その時のその人の深層意識つまり無意識を投影させて表現されたものだ !?


今の自分の課題や人との関係性、本当はどう感じているのか、過去の出来事や未来など無意識レベルで感じているものが読み取れるとされている


竹久夢二さんのこの絵が あまりにも風景構成法を連想させるものだったので、思わず読み解いてみたくなった😆


実際どうだったのかは、夢二さん本人の話を聞かないとわからないところなので これは私の想像 見立て爆笑


この絵に描かれた恋人の彦乃さんとのお付き合いを反対されていたこと 、その彦乃さんは数年後病で亡くなってしまったこと


夢二さんのどこにも行けない、行き場のない寂漠感

もしかすると山の向こうで彦乃さんと再開することを願ってる…ぐすん