いさをです✋
休みの日曜日ということで
久しぶりに小説を読んでいます👇
宮部みゆき
「黒岳御神火御殿」
(くろたけごじんかごてん)
宮部みゆきの時代物
『三島屋変調百物語』シリーズ6作目
このシリーズは
江戸時代の袋物屋さんを舞台に
語り客がやってきて
自分の身に起こった
不思議話をするという設定なんですが
時代考証が
しっかりしていて
情景描写が見事なうえに
登場人物の心情描写が
本当に✨秀逸✨なので
このシリーズは
新刊が出るたびに
欠かさず読んで
何人もの人に勧めてきました😆
(今回は僕が読み始めるまでに
時間が掛かった〜😓)
今朝
この小説を読んでいたら
第3話に
胸にぐっとくる作品があったんです❗
内容は
ここでは詳しくは触れませんが
大筋は
今日のタイトルのとおり
すごく良い話で
僕がリハビリテーションで
大切にしているところでもあるので
作品に絡めて紹介します😌
うつになった人に
叱咤激励してはいけない!?
「病気のあるなしに限らず
気持ちが落ち込んでいる人に
安易に叱咤激励は行ってはいけない」
これはよく言われますが
大抵の場合は
たしかに当てはまりますので
我々も専門家として
(特に患者さんに対して)
安易な叱咤激励は
行わないようにしています☹️
ですが…
場合によっては
叱咤激励が効果的
なこともあります😌
それは
気持ちが沈んでいる人が
「🥺あぁ〜
この人は本当に
私のことを分かってくれている」
自分の気持ちを
理解してもらえたと
相手に心を開いた場合
信頼する相手からの
叱咤激励は
効果的なことがあります✋
叱咤激励を
やってはいけないのではなく
相手が心を開いていないのに
一方的に
叱咤激励をしてはいけない
たとえそれが
相手のためであっても…
優しく諭すようであっても…
涙ながらに訴えても…
言っていることが
もっともであればあるほど
言われた相手は
追い詰められてしまう😣
まずは
相手の気持ちを理解すること
『どうあるべきか』
を伝える前に
『どういう気持ちなのか』
理解しようとすること
そうすることで人が救われていく
この話の中で
それが描かれています😌
内容にピッタリ!
「どうあるべきか」の前に
「どんな気持ちか」
このブログで
繰り返し繰り返し
ダメ出しだけでは
良くならない!
と書いてきましたが
それも同じなんです😌
ここの筋肉を強く!
ここの関節を柔らかく!
この動きを変えて!
こういう
あなたはこうした方が良い!
っていうのは
叱咤激励と同じ
あなたのためのようであって
それだけでは
あなたのためにはなりません👋
大切なのは
あなたがいま
どんな気持ちで…
何が大切で…
どうありたいと思っているのか…
あなたの
いまの気持ち
それを
あなたとセラピストが
お互いに理解してはじめて
叱咤激励が効果を出す
今日
小説を読んでいて
そんな想いが
胸にこみ上げてきました😌
読みながら
身につまされる思いで本当に泣いた😢
ここまで読んで
興味をもったあなた✋
『黒岳御神火御殿』
第3話「同行二人」
読んでみてください😊
きっと
共感してもらえるはずです👍
読んでみて面白かったら
シリーズ1作目
『おそろし』から
ぜひ読んでみてください👇
ちょっと泣けるような…
ほっこりするような…
ぞっとするような…
やるせないような…
人間の持つ内面の複雑さの
描き方が秀逸なシリーズです✋
“読んでみたあなた
読んだことあるあなたは
コメント・メッセージで
感想を教えて下さい✋”
さてこれから
最後の話を読むとしましょう
今日はこの辺で…
また明日👋
慢性痛専門・
再発を予防する整体院
『フィジオ』
院長:吉岡 勲