以前に入手した京阪電車1900系の4両編成2本 (一般色と特急色)はどちらも組立済みの製品でした。
まぁ、当然なんですが、取扱説明書・デカール・付属部品も一切無いので商品パッケージの内容はまったくわかりませんでした。
気になっているところに前回入手した1900系の2両が届いたわけなんです。
特急色の1両は前面が幌付きで前照灯も飛び出したイカツイ好みの旧型顔をしているんです。
さらに一般車のもう1両も墨入れ等がされていてとても魅力的な車両でした。
どうにも部品構成のバラエティーがわからないので、ここは未組立の商品を探してようやく入手することが出来ました。
それでは早速、入手した1900系(一般色)からしっかり検証してみることにしましょう。
なにやら箱の裏面には3種類の前面が入っているとのことで期待値が高鳴ります。

どうやら前面パーツはこの4種類が揃っていて多彩な1900系が楽しめるようになっているんですね。
(右上:冷房化&リニューアル工事後、左上:1914号車)
(右下:1810系からの編入車、左下:1900系新造車)

そこでまずは1両しか存在しなかった1914号車を制作することにしましょう。
すでに入線している4両編成「1921編成」の1922号車(淀屋橋向き)を1914号車へ更新工事を行いました。
←出町柳 淀屋橋→
1921+1995+1956+1914(元:1922)
やっぱり組成されている編成が向きに寄って違う表情なのはうれしいものですもんね。
※ちなみにこの1914号車は運転台付き旧1810系からの編入車両の中でも唯一の先頭車両として最後まで活躍しています。
(他の運転台付き旧1810系は3扉化改造の際に中間に両開き扉が新設され、運転台を撤去して中間電動車化されています)
そもそも冷房化・リニューアル工事をする際にすでに新規で製造されていた1900系の丸型のヘッドライトが生産中止だったんですね。しかもまた廃車発生品もなかったことからこの1両だけが唯一埋め込みの角形シールドビームという独特なお顔になったわけなんですね。
こうして並べて比較するだけでもかなり印象が違いますよね。

今回はとりあえず入手した1900系「一般色」を新製することにして「特急色」は届いたら改めて考えることにしました。

それでは1900系(一般色)の編成を新製することにします。
前面幌付きの非冷房で旧1810系を組み込んだ編成にしてみました。
←出町柳 淀屋橋→
1923+1989+1957+1911(旧1820)
こうして入線済みの京阪電車1900系の顔ぶれがこちらの3形態になります。
(左から1900系新造車、旧1810系からの編入車、唯一角形シールドビームの1914号車)

それではさっそく入手した旧1810系中間改造車を組み込んで、堂々たる5両編成が完成しました。
(なお、当電鉄の車庫は4両編成しか入りませんw)

いやぁ~実にイイ!
同じ京阪電車の1900系とは思えない!
表情豊かな電車たちなのがタマリマセンねぇ~

時代を超えた車両を並べて組成を楽しめるのも模型ならでわの醍醐味ですよねぇ~。

それでは恒例の車両紹介をしたいと思います。
=京阪電車(旧:1810系)について=
日本で初めてカルダン駆動方式を実用化し、2代目の京阪特急専用車になった1800系の増備車で全19両が製造されました。
・制御電動車(1811~1820):10両 川崎車輛 ※うち2両は両運転台
・制御付随車(1888~1891):4両 川崎車輛
・中間付随車(1884~1887・1992):5両 川崎車輛 ※うち3両はナニワ工機(現:アルナ車両)
2扉クロスシートを装備した特急専用車両で京阪の代名詞となった21インチ白黒受像機が中間付随車に搭載されました。
当時、新たな台車の研究をしていた汽車製造の設計チームと京阪電気鉄道が二人三脚となって日本初となる量産型空気ばね台車KS-51を開発し、軸箱梁式空気ばね台車(エコノミカル台車)KS-57、独立回転車輪式台車KS-68、全アルミ製台車KS-75と次々に新しい空気ばね台車を開発し、競合他社も刺激され次々に新しい空気ばね台車の開発が行われるようになりました。
この開発に関して実装試験等で大きく貢献したのが1810系の両運転台の2両だったんですね。
これが「台車の京阪」と言われる由縁になっています。
特に残念ながら採用には至らなかった独立回転車輪式台車のKS-68は画期的な鉄道台車だったんですね。
現在でも京阪電鉄の寝屋川工場に保存されているようなので一般公開日には見学することもできるようです。
=京阪電車(1900形)諸元=
製造年:1956年(昭和31年)~1958年(昭和33年)※元1810系
1963年(昭和38年)~1964年(昭和39年)※新造車
製造数:45両(元1810系:17両、新造車:28両)
編成:5両編成(最終期)
軌間:1,435mm(標準軌)
電気方式:直流1,500V(架空電車線方式)
最高運転速度:110km/h
設計最高速度:120km/h
起動加速度:2.8km/h/s
減速度(常用):4.0km/h/s
減速度(非常):4.5km/h/s
全長:18,700mm
車体幅:2,720mm
全高:4,140mm(パンタグラフ搭載車:4,092mm)
車体:普通鋼製
台車:汽車会社・住友金属工業(空気ばね式台車)
主電動機出力:108kw
駆動方式:WNドライブ・中空軸カルダン駆動
歯車比:6.0(4.71)
制御方式:電動カム軸式抵抗制御
制御装置:東洋電機製造(ACF-H8108-569改)
制動装置:電磁直通ブレーキ(HSC)
保安装置:京阪形ATS
=京阪電車(1900形)編成表=
←出町柳 淀屋橋→
1913+1997+1958+1985+1914 2006年3月廃車
1915+1987+1955+1986+1916 2006年3月廃車
1917+1998+1953+1994+1918 2006年3月廃車
1919+1993+1952+1990+1920 2008年12月廃車
1921+1995+1956+1996+1922 2006年3月廃車
1923+1989+1957+1988+1924 2001年12月廃車
1925+1983+1950+1984+1926 2006年3月廃車
1927+1981+1951+1982+1928 2001年12月廃車
1929+1992+1954+1991+1930 2008年12月廃車
※赤字:1810系からの編入車
※これだけ見ると簡単にわかりそうな組成変更なんですが・・
そこは相変わらずの流石な京阪電車さん!メチャクチャ変わってます。
特に同じ1900系でも中間車に組み込んで車番まで変更されているので調べるのが大変でした。
・1810系から1900系へ編入(1963年頃:淀屋橋延伸に伴い)
1901(1811)、1902(1812)、1903(1813)、1904(1814)、1905(1815)、
1906(1816)、1907(1817)、1908(1818)、1909(1819)、1911(1820)
1951(1885)、1952(1886)、1953(1892)
1910(1889:電装化)、1912(1890:電装化)、1914(1891:電装化)
1950(1888)
・一般車格下げ工事(1972年頃)
1991(1905:元1815)、1992(1906:元1816)
・冷房化・リニューアル工事後、5両編成9本へ組成組換え(1985年頃)
1986(1901:元1811)、1987(1902:元1812)、1988(1903:元1813)、1989(1904:元1814)、1996(1911:元1820)、
1995(1912:元1890)、1994(1909:元1819)、1993(1908:元1818)、1990(1907:元1817)、1997(1910:元1889)

いやぁ、しかしこれだけ京阪電車が揃うと圧巻ですね~
まだまだ未組立な車両もあるのでそろそろ第四期の車庫増設計画を発動しないといけなくなるかもですw