マレーシアは堂々と自国ファーストで石油確保
ペルシャ湾 日本船舶 だけになり
マレーシアは、現在のホルムズ海峡実質封鎖(イランによる事実上の支配・通過制限)下で、自国ファーストを堂々と貫き、石油確保に動いているようです。現在の状況(2026年3月下旬時点)
- ホルムズ海峡は米国・イスラエルによるイラン攻撃後、イランが「友好国」船舶以外を実質的に通さない状態。ペルシャ湾内には日本関係船舶45隻前後(日本人乗組員24人含む)が滞留し、水・食料・燃料に問題はないものの、航行再開の見通しは立っていません。
logi-today.com
- 日本は原油輸入の9割超が中東経由(ホルムズ依存)で大打撃。国家備蓄放出、民間備蓄活用、代替ルート(サウジ西部ヤンブー港→紅海側やフジャイラ港経由)を探っていますが、即効性は限定的です。
一方、マレーシアについては:
- アンワル首相が26日、イランがマレーシア船舶のホルムズ海峡通過を許可したと公表。ペルシャ湾で足止めされていた自国関連タンカーが帰国途につけることになったと感謝を表明しています。
bloomberg.com
- マレーシアは石油・ガス生産国(2025年に原油・コンデンセート生産回復)でありつつ、中東原油も輸入しており、ホルムズ依存はあります。しかし、自国船舶の安全確保を優先し、イラン側と調整して通過許可を得た形です。
- これに対し、日本はイランに直接働きかけて船舶通過を求める考えを現時点で否定(「考えていない」)。自衛隊派遣のハードルも極めて高く、慎重姿勢です。
malaymail.com
自国ファーストの違い
- マレーシア:自国船舶の安全と石油調達を最優先に、イランと実務的に交渉・許可を得る。ASEANのネットエネルギー輸出国として、柔軟に動いている印象。
- 日本:中東依存が極めて高い(世界で最も脆弱)のに、外交的に慎重。備蓄放出や代替ルート(例: サウジ産をマレーシアで積み替えて日本へ到着予定のケースあり)でしのぐが、根本解決は難しい。
news.yahoo.co.jp
マレーシアは「自国第一」を明確に優先し、イランとのパイプを活かして動いた結果、船舶の足止め解除につながった。一方、日本船舶だけがペルシャ湾に取り残されやすい状況は、エネルギー安全保障の脆さを浮き彫りにしています。日本としては、長期的に中東依存脱却(多角化、再エネ・EV推進)と、外交・防衛面での現実的な対応が急務ですね。状況は流動的ですが、マレーシアの動きは「自国ファースト」が通じる一例として参考になります。