皆さんこんばんは、安孫子です。


10月も後半に突入し、2023年もあっという間に終わってしまいそうだなと物寂しさを感じている今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。


急に下がって来た気温に人肌恋しさを感じているでしょうか


秋の味覚に舌鼓を打っているでしょうか



僕はといえばですね、




とっても寂しいです。



というのも、10月15日で舞台「フラガール'23」が無事に幕を下ろしまして







11日間17公演を無事に完走できたことに安堵しつつ


やはり毎日顔を合わせていた仲間に会えなくなるのは寂しいわけです。


ただ、寂しいと思うのはそれだけの熱量で向き合えた場だったからなので


やはり出演できて良かったなと思います。



そう思うポイントは多々ありまして



まずは高校の先輩であるなすびさんと久留飛さんと3人で舞台に立てたこと。





このシーン、舞台上には福島東高校出身の人間しかいません。




「福島を盛り上げたい」と今年の初めから何かと連絡を取り合っていたのですが


こんなに早く、しかも福島を描いた「フラガール」で共演できたことに運命じみたものを感じました。


これから末長くお付き合いさせていただくであろうお二人と3人での初共演がこの作品で良かったです。





あとは、日本アカデミー賞最優秀賞作品賞を取った作品に出演できたこと。


僕は日本アカデミー賞を受賞するという役者としての目標があるので


日本アカデミー賞の脚本賞を2度も受賞している羽原さんの作品で演じられたのは


僕が初めてアカデミー賞との接点ができた瞬間でもありました。




そして何よりも、心から信じられる本で、尊敬できる役者と芝居ができたこと。


誰にでも胸を張って「観に来てほしい」と言える作品の中で生きられることは役者としてとても幸せだと感じる毎日でした。


感想も、誰に聞いても本当に良い言葉ばかりでした。

全力を注いで作り上げた作品が褒められるのは自分の芝居を褒められるよりも嬉しい事です。




羽原さんが稽古初日に言っていたのは「甲子園の決勝のような芝居にしたい」ということ



きっと、多くの出演者にとって、もしかしたら観てくれた皆さんにとっても



2度とないとか


後にも先にもとか


一生で一度のとか


そう言った類いのものになったのではないかと思います。



そして球児たちの人生がそれからも続くように


ここで一度交わった線がまたどこかで重なれば良いなと思います。




舞台「フラガール'23」



ご観劇誠にありがとうございました!











三吉/安孫子宏輔