亡くなる2日前くらいから、水もチュールも一切口にしなくなった。口を閉じてしまった。介護用の柔らかいスプーンを買って口の横から流し込もうとしたが嫌がった。「クワンクワンクワンクワン、、、クーン」と鳴き横になっていた身体がいきなり起きあがろうとなった。痛いのかな?辛いのかな?抱っこしたり、撫でたり歩くのを手伝ったり。必死にトイレに行きたがったが、目を離すとベターと身体をシートに付いてしまったり、酷いとひっくり返っていた。慌てて「道くん!」って抱き上げたのが何度もあった。夜中も泣き叫ぶから寝不足だったが、獣医曰く「痴呆」だそう。それでも、動かなくても、そばにいてくれるだけで私は幸せだった。やはり16年10ヶ月。私の人生には親には申し訳ないが、親より大切で濃密な時間であった。