小中学生だった頃、

 

学校で嫌なことがあったり

 

先生に叱られたりして、

 

帰り道、どんなに落ち込んでいても、

 

家の玄関を開けて

 

「おかえり!」の声を聞くと

 

気持ちがほっと落ちついたものだった。

 

転勤が多かった父はいつも仕事で多忙だったが、

 

家には母がいて、祖父もいた。

 

二人がいつも子供たちの帰りを迎えてくれた。

 

母は、僕が高校に入学するまでは、外での仕事はしなかった。

 

それほど裕福というわけではなかったけど、

 

ほぼ専業主婦だった母は、

 

何とか父の月給で家計をやり繰りしながら、

 

手作りのおやつを食べさせ、朝夕はバランスのとれた食事をこしらえてくれた。

 

今の時代、ほとんどの家庭が共働きだという。

 

男女雇用均等法が施行されて40年。

 

女性の社会進出がめざましい。

 

でも、冷静になって考えてみると、

 

夫も妻も仕事でヘトヘトに疲れているのが現実だ。

 

しかも、帰宅すれば子育てや舵が待ち受けている。

 

女性も男性と同等に仕事をするぶん、

 

家事も夫と妻が半々にやることが普通になっている。

 

でもね、外で仕事もバリバリやり、家での家事も半々にやるって、

 

これ、夫にとっても妻にとっても、かなりしんどくないですか???

 

当然、子供にも皺寄せが来ています。

 

祖父母と同居という家がほとんどなくなった現代、

 

子どもが家に帰っても「おかえり」と言ってくれる大人はいません。

 

夕食だって、必然的に冷凍食品やスーパーの総菜が多くなり

 

「おふくろの味」は失われつつあります。

 

そういう見えない、気づかない、日常でのマイナスになってしまっていることの数々が

 

実は子供の心理面にすごく影響を及ぼしているかもしれません。

 

そして、夫婦間のコミュニケーションにも。。。

 

日々、肉体的にも精神的にも疲れ果て、全く気持ちにゆとりがない現代のパパとママたち。

 

なんか、すごく気の毒な気がします。

 

そこで、どうでしょう。こういう提案は↓

 

夫婦のうち、どちらかひとりは仕事をせずに、家にいる。または家でできる仕事だけする。

 

今の時代、幸か不幸か、ITが人間の労働力に取って代わろうとしています。

 

だとしたら、企業も人を減らして、人件費が減った分、支払う給料は1.5~2倍にする。

 

そうすれば収入は夫婦二人分とほぼ変わりません。

 

外で働かない人は、家で家事と子育てに専念できます。

 

家事だって外で働くのと同等の労働です。

 

家事・子育てと言う仕事をしてます!と堂々と胸を張っていいです。

 

外で働く人(夫・または妻)がこれまでどおり

 

夫婦二人分の収入を稼げれば、何の問題もありませんよね。

 

外で働き、稼ぐ方は、帰宅したら家事は放免してもらいしっかり休む。

 

家で家事・育児を担当する方は、外で働くストレスや

 

稼ぐという責務が無い分、家の中で頑張る。

 

これなら、夫婦そろって、いつもクタクタに疲れ果てているという

 

状況は回避できると思うのです。

 

仕事と家事・育児をすべて夫婦平等、半々にやるなんて

 

僕は所詮無理だと思います。共倒れになりかねない。

 

子どものメンタルや食育にも影響してきます。

 

ここらへんで、人を雇う側の企業も

 

働く側のパパさん、ママさんも、

 

少し本来あるべき家庭の形を見直してみてはいかがでしょうか。。。