おはようございます、ハヤンです。筆が乗るあまり早朝近くまでつい書き進めてしまいましたが、ようやくお試し版を書けたので投稿しました。まだ設定の埋め合わせができてるかどうか不安ですが、楽しんで読んでくださると嬉しいかぎりです。



「突然出てきてテメーは誰だ!?」


「僕は……『オレ』はその子たちの先生さ、その子たちを助けるために自分の意思でキヴォトス(ここ)に来た……どこの馬の骨か知らないが、痛い目に遭いたくないなら家へ帰るんだな……一度きりの人生をドブに捨てたくないだろ?」 


「いきなり出てきて偉そうに……!まとめて蜂の巣にしてやらぁ!」


ヘルメット団はライフルを向けて一斉射撃を再開するが、勧告に耳を貸さない彼女たちの往生際の悪さにルフトは呆れながらもノノミに指示を送る。


「ノノミ、熱烈歓迎だ!砂煙で相手の目を奪え!」


「お任せください!」


機転を利かせるノノミはリトルマシンガンⅤによる機銃掃射によって砂煙を引き起こし、ヘルメット団の視界を遮る。相手が混乱している隙を突こうとセリカはシンシアリティを構えたのを合図にルフトが煙の中を駆けながら指示を送る。


「狙えセリカ!その隙にシロコとホシノは切り込め!」


「言われなくても分かってる!」 


「うん!ナイスだよ、ノノミちゃんセリカちゃん!」


上機嫌に突撃するホシノはヘルメット団のメンバーが視界不良によって混乱しているところを奇襲し、一撃必殺でEye of Horusの銃床で敵のヘルメットを粉砕して沈黙させた。一方のシロコもWHITE FANG 465で敵を悉く蹴散らしている途中で弾切れになるが、それでもアヤネからドローン越しで受け取った弾薬をすぐさまリロード。再攻撃で前方のヘルメット団を土俵際まで追い詰めた直後、ルフトが持つタブレット型端末「シッテムの箱」よりアロナが彼に呼びかける。


「先生、高速で接近する反応あり……正体不明(unknown)です!」


「そう来ると思って緊急発進(スクランブル)できるようにしておいたのさ!」 


待っていたぞと言わんばかりに意気込むルフトはすぐさま校舎裏に向かって走り出したところをアヤネが呼びかける。


「先生、どちらに!?」


「皆よく頑張った!新手(メインディッシュ)はオレに任せろ!」


返答交じりにルフトが走り去って間もなくアヤネのタブレットに敵の反応が捕捉された。すぐさま確認したアヤネはその場で戦慄する様子にセリカが問いかける。 


「どうしたのアヤネちゃん!?」


遠くからその様子を見届けるとともにシロコとホシノにより無力化されたヘルメット団のリーダーが不敵な笑い声をこぼす。 


「無駄だ、お前らに勝ち目なんかねえ……!」 


「ん、とりあえずさっさと帰って」 


返答交じりにシロコがマウントを取りながらヘルメット団のリーダーが着用しているゴーグルに至近距離で撃ち続け、最後はトドメと言わんばかりに蹴飛ばした。後方で異変を察知した対策委員会の生徒たちはルフトの後を追う一方、旧校舎の近くで待機していたMS(モビルスーツ)に施した光学迷彩(ミラージュコロイド)が解除され、開放されたコックピットにルフトが飛び込む。有線ケーブルでシッテムの箱を接続し、VARIABLE PHASE SHIFTと表示されるスイッチを押したのちルフトはリアライジングフリーダムガンダムの操縦桿を傾ける。そして彼はこう宣言した……


「決して諦めない想いは自由を実現する……キヴォトスの生徒(こども)たちよ、明日に迷う夜を彩る自由の翼をその目に焼き付けろ!ルフト・フロンティア、リアライジングフリーダム……未来を拓く!」