日大東北高体操部で体罰 12人被害、部活指導で頭小突く | 教育問題備忘録

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いじめ110番
人権110番

2017/12/20(水) 11:16配信 福島民友新聞

 日大東北高(郡山市)で体罰と疑われる行為があった問題で、体操部の20代男性顧問が、部員の頭を小突いたり、熱くなったライターを体に近づけるなどの体罰を行っていたことが19日、同校への取材で分かった。同校によると、被害を受けたのは昨年度の卒業生を含む男女部員計12人で、けがはなかったという。男性顧問は体罰を認め、同部の生徒と保護者に謝罪し、10月14日付で依願退職した。
 同校によると、男性顧問は昨年4月から問題が発覚する今年9月まで、部活動の指導中に体罰をしていた。指導中に部員の体や脚をつねったり、前髪を一本抜くなどの行為もあったという。9月に全校生徒に実施した学校生活アンケートで、体罰が発覚した。
 男性顧問は昨年4月、体操専門の非常勤講師として採用され、同部の顧問に就任した。
 同校は19日までに、報告書を県に提出した。県によると、報告書には体罰の内容や発覚した経緯、学校の対応、再発防止策が記載されていたという。
 県は「報告書の内容を精査した上で必要があれば学校への聞き取り調査などを行う」(私学・法人課)としている。
 同校は「生徒や保護者に不安を与え申し訳ない。再発防止に取り組んでいく」とした。来年2月には、教員向けに、人権侵害防止研修会を開くという。
 同校は10月、教員の体罰と疑われる事例があったとして県に連絡していた。