クリスマスは8回目の手術でした。

再び、水頭症になってしまったのです。


すこし治療の間隔が開くクールでしたので

初めて、1週間の一時退院の

許可をもらいました。


まだ治療は、やっと折り返しぐらいですが、

年末にかけて、家族でゆっくりできるんだと

束の間の休息をもらったような、

そんな気分でした。


外泊中ミルクを大量に嘔吐したあと、

既にあさひはぐったりして

ほとんど目は開いていませんでした。


病院に戻りCT検査で水頭症とわかり、

次の日にすぐに緊急手術。

脳幹のある脳室の水も溜まっており

危険な場面でした。



症状のきっかけは、シャント不全です。

状況はとても複雑で、

シャントの入れ替えだけではなく、

脳幹のある脳室(第三脳室)と

側脳室が交通していないため、

中脳水道に道をつくる手術を

しました。


手術の説明では、何度もやってみないと

分からないと

念押しされています。


また、6時間以上に及ぶ手術、

度重なる手術で、あさひの頭は傷だらけです。


髄液は抜けすぎたり、詰まって溜まりすぎたり、

あさひには一体何が起こっているのでしょうか。


どうして、助けてあげられないのでしょうか。

この世には楽しいことがいっぱいあるのに、



美味しいものをお腹いっぱい食べる

経験もしていないよね。


どうしても、あさひに対して

ごめんね、という言葉しか出てきません。


ICUで面会した時には、

手足は点滴で動かせませんでしたが、

こちらを見てくれました。



ほんとうによく頑張りました。

ほんとうに頑張りやの娘です。

わたしには出来すぎなくらいの

我慢強い娘です。



出来るだけ笑顔でいたいのに、

涙ばっかり流しています。

あさひが許してくれるのをいいことに

泣きたい時に泣いています。

もう、できれば

自分で涙腺をコントロールしたい。

看護師さんの前で、医師の前で

泣きたいわけじゃないのに。



こんな泣き虫で弱いわたしなので、

もう、

悲しいときに、悲しむことにしました。

辛いときには、

辛いことを認めることにしました。

これからも続く闘病生活

悲しまずに、過ごすことなんか

無理だということがわかりました。


このあさひの

凄まじい毎日を見たら、

自分が悲しむことぐらい、

大したことじゃないというか、

悲しいから、だから何?

という気持ちになるのです。


悲しいとき、そこから逃げようとすると

辛くなるけど、


悲しいときに、

いま悲しいことが起こってるなら、

そこに浸ることを良しとしてあげる。


人間、悲しいことは誰にだってあって、

それを排除することなんて

出来っこないんですよね。



また、悲しかったら悲しもう。



もし、また明日あさひの笑顔が

見られるなら、

わたしの不安や怖さなんて

どんだけ繰り返してもいい。

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1週間の一時退院でした。





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2回連続の手術、がんばって乗り切りました。



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今日、ICUからお部屋に戻ってこられました♡