さよならの時
大声も出せず
こんなにもしずかなる時よ
胸に沈め

あなたの腕は神様からの贈り物だった
ゆらされて ここちいい
すべてはそこにしかなかった

失っても
傷付けられても
受け止められ あたたかい涙を私は知った
それこそが それこそにしか
命はないことを知る

見つめ合う時よ
つながる視線 いつまでも
形などないものは 失うこともないの
私たちは永遠に手に入れる
同じ気持ちを感じる心を

どこかへ行くのね
きっと 焦がれた場所へと
手も振らず
私はここにいる
ずっと奥に 焼き付けて

さようならも言葉にはしない
しないまま 瞼は閉じて
新しい光が 上がっては沈む
沈んでは 上がってくる
あなたは 永遠となり
それは神様からの贈り物だった