「ぼくの大好きな青髭」の言葉を思い出す・2022秋





2022年秋。

2022年はまだ終わっていないけれど、あまりにも速くすぎると同時に、迷宮に入りこんだ様な、

すごく長く、様々な違和感の様な物を感じている不思議な年になっています。

本好きだった家族の残した書籍の中に、
庄司薫さんの4部作シリーズがありました。

方位の神様の色がタイトルに入っているシリーズで、
「赤ずきんちゃん気をつけて」
「白鳥の歌なんて聞こえない」
「さよなら怪盗黒頭巾」
「ぼくの大好きな青髭」(あおひげ)の4作品でした。
60年代(安保闘争の時期)70代前半の若者が登場する作品で、当時の時代背景がわからずに読んだ時はあまり内容がわかりませんでした。

わからないので、時代背景を調べ、
なんとか読みきった記憶があります。

その中で4作目にあたる「僕の大好きな青髭」の中に出てきた言葉(台詞)が印象に残っています。

物語の内容は今ひとつわからない感じなのですが…

未来に希望はあるのか…?

絶望とは…?

など、考えてしまった記憶があります(未だにわかった様なよくわからずにいる様な感じですが)

最近の世界状況を見ていてこの作品の言葉を思いだし本棚をがさごそと探してみたりしています。(どこかにあるはず…)

思い出した言葉…

「核を頂点とした世界(平和)」という言葉(ピラミッド的な世界)
この言葉が心に刺さった事は覚えています。

(核兵器使用の可能性もあるのかもしれない怖さ)




4部作シリーズは、

検索すると電子版等も出てきました。文庫本にもなっています。

 

 

 

この表紙絵を見た記憶があるのでたぶん、昔の版の本が残っていたのだと思います。


 

バルトークのオペラ作品(青ひげ公の城)にもなっている「青ひげ」はペロー等の作品にもなっていました。

「青ひげ公の城」はちょっと怖い内容の物語です


青ひげ…とは?


庄司薫さんは、ピアニスト中村紘子(なかむらひろこ)さんとご結婚された作家の方でもあります。

(音譜中村紘子さんはショパンコンクールに入賞された有名なピアニストでした)


中村紘子さんは作家の方とご結婚された、とピアノの先生に聞いて庄司薫さんの作品を読んでみた記憶…(思い出した…)


検索すると書籍サイトであります

中村紘子さんの生前の動画はジャパンアーツ公式に残っています。



 

 

 

 ショパンコンクール入賞ピアニストであるのでショパン作品演奏はもちろん有名なのですが、

モーツァルトやチャイコフスキー、ラフマニノフ等のロシア作品も演奏されていた印象があります。(ショパンコンクール、チャイコフスキーコンクール等複数のコンクール審査員も務められておられました)