~ 献呈~

               ジェレミー・アボットさんの

                         「Dear Lord 」








🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟



心に残るパフォーマンスは、色々あります。



時代の変わり目に、ふと、立ち止まった時に、

私が、思い出したプログラムは、


🇺🇸ジェレミー・アボットさんの、


2015年・全米選手権エキシビション、


「Dear Lord 」での、パフォーマンスです。


🇺🇸会場は、North Carolina 州・グリーンズボロでした。


来年、2020年の、全米選手権が、

グリーンズボロで開催される為、

先日、


North Carolina 2020のTwitterにて、ジェレミーさんが、

このパフォーマンスの事を話されていました。





@NCSkate2020さんのツイート: 

https://twitter.com/NCSkate2020/status/1120747711492444161?s=09


🌟🌟🌟🌟🌟🌟


2015年の全米選手権を、

私は、ジェイ・スポーツライブ中継で、見ていました。


この年は、ジェイソン・ブラウン選手が、

「トリスタンとイゾルデ」のプログラムで、

初優勝を、かざりました。


全米選手権では、2位~4位までが表彰されますが、

ジェイソンと共に表彰台に立っていた選手は、


アダム・リッポン選手、

ジョシュア・ファリス選手、

マックス・アーロン選手という、顔ぶれでした。


この時の表彰式では、花を渡す係の方が、渡す順番を間違えてしまい、


アダム・リッポン選手が、王子様の様にフォローをされ、

場を和ませておられた事を、懐かしく思い出します。


🌟🌟🌟🌟🌟


この大会直前に、ジェレミー・アボットさんは、
ご家族を亡くされ、


大変な状況の中、全米選手権に出場されている事が、中継でも、度々、伝えられていました。。


最終順位では、表彰台を逃されましたが、


最後まで、ジェレミーさんらしい、


美しい演技を続けられていた姿は、忘れられません。


エキシビションでは、

亡くされたご家族へ、祈る様な、

美しいプログラムを、ささげておられました。


🇺🇸開催地・North Carolina 州出身の、

伝説的・🎷ジャズプレーヤー・

ジョン・コルトレーンの「Dear Lord 」を、

University of North Carolina ・Saxophone Ensenble の方々が、


リンクサイドで演奏される中、

静かに、語りかける様に、演じられています。


足元に広がる、図形がとても美しく、

物語を見ている様な、パフォーマンスでした。


ラストで、天を仰ぎ、肩を震わせ、涙する姿に、

会場から、温かい拍手が贈られていました。



遠く離れた日本で、中継を見ている側にも、

ジェレミーさんの状況は、伝わっていましたが、


会場で間近に、観戦されていた方々や、関係者、選手、選手のご家族、ご友人、、


きっと、沢山の方々が、ジェレミーさんの状況を知り、静かに、見守っておられたのかな…、と、

今も、思っています。


✴✴✴✴✴


🌟全米選手権2015・エキシビション


Jeremy Abbott ・Ex

 John Coltrane   「Dear Lord」

With 

University of North Carolina ・

Saxophone  Ensenble







🎵John Coltrane 🎵

「Dear Lord 」




(✨英和辞典等によると、

Dear Lord 、という言葉は、

神様に祈り、語りかける時に、キリスト教の方が、使われる言葉との説明がありました。)


🌟🌟🌟🌟🌟🌟


2018年10月、さいたまスーパーアリーナで開催された、カーニバル・オン・アイスにて、

ジェレミーさんのパフォーマンスを、拝見致しました。


現在は、様々なアイスショーに出演されている、
ジェレミーさんですが、

やはり、美しいパフォーマンスでした。


(🌟2019年4、5月現在、スターズオンアイスのアメリカツアーに、出演されています。🇺🇸 )


✨✨✨✨✨✨


時代の変わり目は、少し寂しく、切なくもあります。

 
新しい扉の向こうにある世界が、どうか、


素晴らしい世界であります様に…✴️


                 2019年4月30日

                 平成31年4月30日