🎶今回、「献呈」として、ブログ内でご紹介している、曲、ドラマのシーン、フィギュアスケートの演技動画を、順番に並べています。ご参考に…
🎶シューマン「献呈」ヘルマン・プライ
🎼🎹シューマン=リスト編ピアノ版「献呈」
ピアノ・ランラン
🎶シューマン「献呈」ソプラノ・エリー・アメリンク
🎶リヒャルト・シュトラウス「献呈」ソプラノ
・ジェシー・ノーマン
🎶リヒャルト・シュトラウス「献呈」テノール
・ヨナス・カウフマン
👠ドラマ「SATC」season4・エピソード18(最終回)✨I❤HeartNY(邦題・我が心のNY)ラストシーン。ニューヨークへのdedicated
🌟ジェレミー・アボット全米選手権エキシビション・天に向かい仰ぐ…😢
🌟親日家スケーター・ショーン・ラビット選手
「エデンの東」(こちらは、USクラシック動画です)
🌟ジェイソン・ブラウン選手・グランプリシリーズ・ロシア大会フリー「トリスタンとイゾルデ」涙で捧げるラスト…😢
🎼あびクラシック🎶🎹
✴🎶献呈～心を贈れること～🎶✴
クラシックをはじめ音楽全般、舞踊、演劇、絵画
、書籍、映画…。
「作品」と名の付いている、様々なパフォーマンスに共通して出来ることの一つに、
「献呈」があります。
書籍や映画などの冒頭や、最後に、
「～に捧ぐ」「献辞」と、誰かに対しての言葉が添えられていたり、
演奏や演技の前後に、
「～の為に捧げます」などと、紹介される事が、よくあります。
人や、街への感謝や、追悼の意が込められていたり。また、愛情を示す曲などもあります。
クラシックの曲で「献呈」と、邦題の付く曲があります。
有名な曲では、ロベルト・シューマンの「献呈」
ドイツ語で、Widmung(献呈)
歌曲集「ミルテの花」(原題Myrten)の冒頭の曲でリュッケルトの詩による、「愛」の歌。
もう一曲、リヒャルト・シュトラウスの「献呈」
ドイツ語で、Zueignung(献呈)
英語では、Devotion、と題されています。
こちらは、愛を歌う…というより、感謝を贈る
内容になっています。
🎼✴🎼✴
本の冒頭にある「献辞」
Dedication～
サンテグジュペリが「星の王子さま」の冒頭で、
レオン・ウォルトという友人への言葉を残して
います。
当時、迫害を受け、厳しい状況にあった年上の友人を励ます言葉であり、この物語が書かれた、大切な意味を表しています。
🎼✴🎼✴🎼✴👠
アメリカの大ヒットドラマ「Sex&TheCity」
通称「SATC」の中にも、友人や街への献辞が
添えられているエピソードがあります。
映画にもなり、華やかな、恋愛女子ドラマのイメージが強い作品ですが、人の心の琴線に触れる場面も多くあります。
「SATC」SEASON4の最終回で、ニューヨークへの思いが、献呈～dedicated～されています。
このエピソードはニューヨークの街を通して、大切な人との出会い、別れ、そして命の誕生が描かれています。全編に流れる曲は「ムーンリバー」
撮影されたしばらく後、2001年9月11日、
ニューヨークに大変なテロ事件がおこってしまいました。
奇しくも、テロ後に放送となった、このエピソード…。
邦題「我が心のNY」と題された、
このエピソードは、ニューヨークへささげられる
～dedicated～が、最後に流れます。
🎼✴🎼✴
音楽や映画などのパフォーマンスと同じように、
音楽を使う、アーティスティックなスポーツでも
「献呈」として、パフォーマンスを贈る事があります。
フィギュアスケートは、その最たるものですが、
追悼や、感謝を表す為に演技を行う事があります。
ご家族や、友人、近しい方への哀悼や、
感謝をこめて演技を贈るスケーターの姿は、見る度に胸に、こみあげてくるものがあります。
アメリカのジェレミー・アボット選手が、全米
選手権の直前に、ご家族を亡くされ、
エキシビションの時に、
リンクサイドでの生演奏にあわせて、演技をされた事がありました。
天を仰ぐ姿に、そこにきっと届いているね…と、涙が止まりませんでした。
全米選手権で、親日家スケーターの、
ショーン・ラビット選手が、知人への哀悼をこめ
素晴らしいプログラムを披露した事も、忘れられません。
グランプリシリーズロシア大会では、アメリカの
ジェイソン・ブラウン選手が、演技終了時に、
リンクの上で、泣いていた事がありました。
何があったのだろう？と、心配になりましたが、「この演技をささげます。」と、その後のInstagramにコメントがあがりました。
大会直前に、近しい方が逝去され、とてもショックを受けていた様でした。
自分に出来る形で、気持ちをおくる…。
伝える形はそれぞれ異なりますが、心をおくる
気持ちは、皆、同じなのだと思っています。
🎼✴🎼✴🎼✴🎼
私自身、演奏を「献呈」した事が、何回かあります。
身内への哀悼、恩師への感謝、友人への励まし…
様々な機会で、異なる気持ちでパフォーマンスを贈っていました。
追悼、、という場合もあります。
悲しみに耐えられない時も、心が押し潰されそうな時もあります。
こんな時に出来ない…と、泣く時もあります。
客席や、頭上に、その方がいて下さっていると、
感じる時も。
たとえ、その時のパフォーマンスが、つたない
出来であったとしても、自分の出来る形で心を
贈る…。
それは、特別な事。
残された人が前に進むこと。
それは、忘れる事ではなく、共に歩いていく事。
心にいてくれると信じて「献呈」をしています。
もし、あなたが、悲しみにあふれていたら、
その時は、
ゆっくりで良いのです。
心にしみてくる、あたたかい「何か」が訪れる時まで。
その「何か」である様に、私自身も歩いて
いきたいと思っています。
BeAmbitious…🎹
🎼あびクラシック🎹
