前回テレビ東京制作のドラマ「きのう何食べた」が、ゲイのカップルという

従来テレビドラマではタブー視されていたテーマを取り上げ、人間味あふれる

ドラマであったという評価をさせていただきました。

 

 

テレビ東京は、日テレ等民放他局とはちょっと違い、斬新な内容の番組を多く

生み出しています。

 

大食い選手権はテレビ東京の正に十八番ですね!

 

その他にも

池の水を全部抜いたり

 

終電が終わって駅に残っている人の家についていったり

 

出川さんが電動スクーターで充電させてもらいながら全国を旅したり

 

 

中には全く振るわずにボツになった番組もあるのでしょうが

視聴者にウケて長続きしている番組も多いのです。

 

他局より予算が少ないからアイデアを出さざるを得ないのだろう!」

 

こういう意見の方も多いと思いますし、確かに予算が少ないのも事実なのでしょう

 

テレビ東京の親会社は天下の日経新聞社です。

読売・朝日・毎日が朝刊1部150円のところ180円も取る強気な会社です。

しかし、子会社のテレビ東京は他の民放各社に比べて視聴率等で劣っているのも事実です。

 

他者より劣っているからと言って、斬新なアイデアが必ずあふれてくるというわけでもありません。

 

やっぱり斬新なアイデアがあふれて出てくるところには、あふれて出てくるだけの組織というか、土壌があるのです。

 

以前、テレビ東京で取締役をなさっていた私の知人(Aさん)にお話を伺ったことがあります。

 

私 「なぜテレビ東京から斬新な企画の番組がどんどん出てくるのですか?」

 

Aさん「テレビ東京の社長になる人は親会社の日経新聞から来られるんだけど、

ある社長が就任時にすぐに命じたことが

『若い人のアイデアを組織でつぶさないように』

ということなんだよ。

その方が社長になられてから池の水を全部抜くとか家について行っていいですか?、とか

が始まったんだよ

 

テレビ東京の溢れ出るアイデアは社内の若い人のアイデアだったんですね。

 

組織の中では入社年次の浅い若い人が勇気を奮って発言する提案も、

「お前そんなのだめだよ~~!」で終わってしまうことが多くあります。

 

「若い人が知恵を絞って出してくれたアイデアをつぶしてはいけない」

 

このように考えられた社長さんは素晴らしいと思います。

 

私が驚いたのは、あのお堅い日経新聞さんにずいぶんと理解のある人がいるんだな!ということです。

 

 

家族の中では、テレビ東京の番組を好んでみるのは私ぐらいのものですが、

テレビ東京さんには頑張ってもらいたいと思ってます。