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「限界集落株式会社」

この本は2011年に小学館から出版されました。

2014年には文庫化もされ、はたまたその翌年にはNHKでドラマ化されたヒット作です。

 

限界集落とは?

過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭などを含む社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落を指す。

(ウィキペディアより)

 

この本の主人公滝川 優は、都会でバリバリ働きしっかり稼ぐエリートビジネスマンでしたが、都会に疲れて父の実家のある止村(とどめむら)に帰ってきます。

彼は廃村寸前の止村を再起しようと立ち上がります。

農業現場主義者の美穂と対立しながら(最後はこの2人結婚します、それが小説というものです)も、みんなで力併せてトラブルに巻き込まれながらも止村を盛り上げていく。

本当に大雑把ですがこんな小説です。

 

村民が一段となって組織農業に取り組むにあたって、ビジネスマンの優は完全無農薬・有機野菜の栽培を提案します。

その方が栽培した野菜の付加価値が高いから村の収入も増える、農業のことを全く知らない彼は当然のように高収益農法を提案します。

 

そんな彼に猛然と反発したのが美穂ちゃんです。

「あなたは農業のことをまるで知らない。無農薬農業がいかに大変か!有機野菜で作物を育てるのがいかに大変なことか、何も知らないで理想ばかり言うな!」

美穂ちゃんの主張です。

 

結局、止村農業団体の2人代表である彼らは、中間を取って減農薬農法を選択することにしました。

わかりやすい妥協点です。

 

この物語の中では、減農薬農法についても語られていますが、やはり大変なのは、「害虫」と「雑草」との闘いです。

無農薬までには至らずとも農薬を減らすだけでも、作物には害虫が集まり、ちょっと見ないと雑草がむくむく生えてきます。

 

そんな中で生育した野菜の身になって考えてみましょう!

 

野菜は害虫から迫られても逃げることはできません。

人が手で握りつぶしてくれるまでチクチクと自分の身をかじられるわけです。

かじられた身を自身で治癒しようという力が野菜についてきます。

 

雑草からは土中の養分を奪われます。

雑草に負けずと野菜の根は養分獲得能力を高めていきます。

 

こうして育った野菜は、害虫から傷つけられても再生しようとする自己免疫力を持つことになります。

 

ここに農薬を与えられずに育てられた野菜の凄さがあります。

 

コロナウィルス騒ぎで自己免疫力アップが叫ばれています。

 

日常の食事から自己免疫力アップを目指しましょう!