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バッタが異常発生して農作物を食い荒らす被害が拡大し、深刻な状況になっていることを今月4日の日経新聞が報じています。

昔よく「イナゴの大群による被害」と言われていたものと同じ現象です。

ケニアでは過去70年で最大の被害、エチオピア、ソマリアでも過去25年で最大の被害に遭っています。

ケニアでは1000億〜2000億匹の大群が約2400平方キロメートルの農地がバッタに襲われたとのこと。
2400平方キロメートルと言われてもピンとこないと思いますが、8400人分の食糧が失われたということです。
これは大変な損害です。

既にその被害が陸伝いにパキスタンからインドにまで及んでいます。

パキスタンやインドまで及んでますから、そのままインドの東にあるバングラデシュに及びミャンマーを通じてアジア全体に及ぶ可能性があります。

なぜこれほどまでにバッタが大量発生しているのか?

ここ最近の異常気象が、アフリカの砂漠に大量の雨をもたらしバッタに良好な繁殖環境を作ってしまった事が原因の1つです。

そこに温暖化が加わってバッタの繁殖期間が長期化したことが大量発生に繋がってしまったと分析されています。

バッタ被害の防止は殺虫剤を撒くぐらいしか方法はありません。

国際食料農業機関は、6月までにバッタの数が今の500倍に増える可能性があると指摘しています。

本当に「打つ手なし」です。

エチオピアやケニア、ソマリアでは、1200万人の人が食料危機の状態にあるとのことですから極めて深刻な状況です。

新型コロナウイルス感染拡大で日本も世界も大騒ぎですが、人類には別の危機も広がっているということです。

鳥インフルエンザ
豚コレラ
アフリカ豚コレラ

家畜に死をもたらす病気が世界的に広まった後に、今新型コロナウイルスが人類を襲い、同時にバッタが人類を襲っています。

私達は、もう「核兵器」とか「ミサイル」とかどうでもいいこととして扱われる時代に進んでいるような気がしてきました。