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um gereizt zu werden

ダイエットや美容、ニュースや育児等幅広く書いていきます。

ここで大事なのは発達障害は「障害」という名称はついているが、決して劣っているとか、ハンディキャップがあるということではないということ。

単に性格的な個性が強い、そういう考え方の人が少ないというだけで、決して稀な障害ではない。

物凄い集中力や記憶力を持つ人も多く、総知能指数(IQ)は一般人の平均より高い人の方が多いのだ。

一般人が苦手なことで、彼らに得意なことは沢山あること、真面目で素直であり人間的には非常に魅力があることを理解していただくことが大事である。

無理をして周囲の人と同じように作業をしようとしたり、周囲の価値観や常識ルールに合わせるのではなく、マイペースに自分独自のやり方をあみ出すこと、自分の性格傾向を周囲に伝え、先に書いた「良き理解者」を作る、職場環境を整えてもらうことが一番の治療である。

私は患者には自分で調べた短所長所、得意不得意の性格傾向のリストを作り、自分で上司や産業医に説明するように勧めているが、それが出来ない患者には積極的に家族や会社の上司を病院に呼ぶようにしている。

そこで患者の性格傾向を理解してもらい、障害者手帳を申請し雇用形態を障害者枠に変えてもらったり、休職のブランクが長くなっていれば、発達障害者用のリワークの利用を勧めている。

とにかく本人の考え方を変えるよりも、その患者の周囲の環境を変える方がよほど容易いことなのである。

後は自分が生きていく社会環境の中で、失敗を繰り返しつつ自分でやり方を見出していくしかないのだ。

病気を完全に否定し、安静や薬物では治らないこと、人生を諦めて、引き籠っていても何も変わらないことを自覚していただくことが非常に大事である。(家族にも同様の自覚が必要である)
一般的に発達障害の症状の基本は「対人コミュニケーションが苦手」ということであるが、具体的な精神症状で幼少時から成人期まで一番多く認めるのは「強迫観念」と「常同思考」である。

「強迫観念」はある考えが打ち消せない、「常同思考」というのは何事も同じ思考で考えてしまう、という定義をされているが、患者の訴えのみで両者の区別は非常に難しく、要は小児期から「一つのことにこだわる、一つの考えが続く」というところである。

よく臨床で聞くのが、何事もこの順番でないと気がすまない。自分の持ち物の置き場所にこだわるなどで、時に手洗いや戸締りなども認め、強迫性障害と区別がつかないことも多い。

その他の症状は年齢と共に消失もしくは出現していくことが多いので、幼少期~思春期~成人期と経過を追って話を聞いていくこと。

発達障害の患者は記憶が曖昧な幼少時でも嫌なことはしっかり覚えていることが多い。

先にも書いたが発達障害は各々症状が少しずつ違うので、以下に上げた所見に全て当てはまる人はいないが、半分以上当てはまれば可能性が高い。(太字は比較的発達障害に特異性の高い項目)


①小児期~思春期

 長期の不登校の既往(特に小学生高学年~中学生)があった。その不登校はクラス代えや転校をしても続く。

嫌な思いを一度するとそのことばかり頭の中に残っている。

子供の頃、落ち着きのない子供と言われていた。

体を触られるのが嫌い、騒音が嫌い、味覚異常など何らかの知覚過敏症状。

子供の頃から自分は何となく変わっ
ているという自覚があった。

友情や愛情が理解できない。

正義感が異常に強い。

小学校の成績で得意科目は優秀なのに不得意な科目は全く出来なかった。

国語の文章問題を解くのが苦手だった。

興味のない本を最後まで読み通すのが出来なかった。

忘れ物が多かった。

部屋の片付けが出来ない(途中で別のことを始める)。

班行動が苦手だった。


②青年期~大人

 人の顔色や場の雰囲気が読めない。

もしくは周囲からそう言われる。

同時に2つ以上のことが出来ない。

優先順位がつけられない。

人に言われたことを全て真に受ける。

難しい嘘がつけない。

金銭管理や部屋の掃除が出来ない。

仕事をいくつか頼まれても最後のほうは忘れている。

チームで動くことが出来ない。

部下に指示が出せない。

冗談や慣用句が理解できない。

気を利かせる、自分の判断で動くことが出来ず、予期せぬ出来事が起きた時にパニックになる。

一つのことに集中すると周りが目に入らなくなる。

行き当たりばったりの行動が多い(海外を放浪するなど)

  
患者が社会に出てからどのような職歴を持っているか聞き、長続きした仕事としなかった仕事の内容を詳しく聞き、彼らの周囲にどのような人間が居たのか聞くことは診断をする上で非常に大事なことである。

発達障害の多くは就学し、勉強についていけない、社会性が乏しく孤立するなどで小学生の頃に発覚することが多い。

しかし知能に問題がないADHDやASPの場合は勉強が出来る為、無事に進学し、大学まで進む人も少なくない。

そのような場合は社会に出ると同時に症状が顕著になることが多いが、中には選んだ仕事によって問題な
く社会に溶け込む人もいるのだ。

私の経験だと発達障害が社会適応できていた業種としてはシステムエンジニアが圧倒的に多い。

ビルゲイツが非常に良い例であるが(彼も発達障害である)、稀薄な人間関係の中でずっとPCに向かうという仕事は彼らの性格特性に非常に適しており、その類い稀な集中力を生かし、一般人よりも優秀な業務をこなしている人も少なくない。

その他に比較的多いのが、自衛隊や公務員、事務職、土木関係などの規則正しい業務、いわゆるルーチンワークを主としている仕事や、研究職、学者、医者、自営業など、マイペースに特殊能力を生かす仕事なども彼らには適しているし、それで大成功している人も沢山いるのだ。(エジソン、坂本竜馬、スピルバーグ、ウォルトディズニーなど、ノーベル賞を受賞した学者の多くは発達障害と言われている)

以上のような一般の仕事をして問題なく社会適応している発達障害の患者の影には、必ずといってよい程、「良き理解者」が存在する。

他のところでも書いたが発達障害の患者は真面目で素直であり、人を利用したり、騙すことが出来ず、人としては非常に魅力がある。

そこを上司もしくは同僚が気づき理解出来れば、多少変わっていて、場の雰囲気が読めず、コミュニケーションが苦手であっても、うまく彼らのフォローに回ることができ、本人もマイペースで業務に就き、その能力を存分に生かすことができるのだ。

今まで社会に支障が無かった発達障害の患者が「適応障害」を起こす一番の原因は、環境の変化、「良き理解者」の消失である。

職場が変わる、上司が変わる、もしくはフォローしてくれる同僚が居なくなる、部下が付くなどの理由で急に一人立ちしなくてはいかなくなるとパニックに陥る。

特に場の雰囲気やチームプレイを重んじる上司がついたり、常識や一般にとらわれる上司が上につくと、たちまち適応障害をきたすのである。

主婦の場合は、結婚して理解のない旦那と一緒に生活を始めると症状が目立ってくる方が圧倒的に多い。

このような理由で発達障害には不向きな仕事も多く存在する。

接客業や、営業職、中間管理職、教職などチームで動く仕事や、臨機応変に対応しなければいけない仕事は苦手であり、多くの場合、不適応を起こし、長続きしないことが多い。

先にも書いたように近くに「良き理解者」がいれば別だが、居ない場合は周囲に合わせようとすればするほど空回りし、次第に抑うつ感や、身体症状を認めるようになり、いわゆる二次障害(適応障害)をきたすのだ。

発達障害に限らず、BPD(境界型人格障害)やAC(アダルトチルドレン)など、性格に問題があるケースは、本人が自分で治そうという気持ちにならなければ決して良くならない。

特に発達障害の場合はきちんと診断を本人に伝え、他人とは根本的に違うということを納得させないと治療は始まらない。逆にそのことを納得させられれば、治療の半分は終わっていると言っても過言ではない。

医師をしている友人から送られてきたものです。凄く長いので、分けます。

私はそもそも発達障害を知らずに、うつ病や統合失調症を診断出来ていることに疑問を感じる。

患者の数を考えれば、外来で遭遇していないことは絶対に無いし、精神疾患を診断するのに性格障害の有無を知ることは必須である。

多くの発達障害の患者が、難治性うつ病や躁鬱病、統合失調症、もしくは人格障害と誤診され、効果の無い高価な薬剤を延々と処方されているのが今の現実なのだ。

是非一人でも多くの医療福祉関係者に興味を持ち、勉強してもらいたいものである。


病気ではなく、性格の問題である為、治療法としては、対処的な薬物療法と自分の性格を理解し、環境調整を行なうしかない。

それゆえその患者の治療や予後のことまで考えると、成人においては、単に「発達障害」や「広汎性発達障害」「自閉症スペクトル」などの大まかな診断で十分であり、細かい発達障害の分類は不要であると私は考えている。

今の生活の中で、どんなことに不都合を感じるのかというのは患者が社会生活を送る中で、自ら分析していくものであり、その症状は性格の問題からくるものとと認識出来るかどうかが重要である。

さらに言えば、発達障害であるかどうかよりも、病気のように安静や薬物だけでは治らないと自覚することが大事なのである。

職種や環境によってもどのような支障が出るかは人それぞれであり、無理に全ての問題と向き合う必要はないのだ。

ちなみにこの中で成人期まで発見されにくいのは、圧倒的にASP/ADHD/ADDである。

家族全員に発達障害や知的障害を認めるとか、よほど閉鎖的な環境、例えば小学生の頃からずっと不登校やネグレクトを受けていない限り、ADやLDは就学中に、ほとんど見つかるはずである。(計算障害のLDは成人になっても解らないことが多い
  
発達障害の患者が病院に来る場合、圧倒的に多いのは、うつや情緒不安定などの「適応障害」をきたした時である。

多くは人間関係がうまくいかない、感情のコントロールがつかない、物忘れがひどくなったなど訴え、それが原因で不登校や会社に行けないというケースが多い。

基本的には前に述べた病気なのか?性格なのか?(前項本当にうつ病?参照)に準じたうつ病の診察をしていき結果的に「適応障害」の診断に行きつくのだが、その際には患者の態度で以下のことに注意する。


①会話中に圧倒的に瞬目が少ない。表情があまり変わらない。

②服装が年の割りに幼い。もしくは非常にシンプルな服装。

③落ち着き無く、ずっと一方的に早口で喋る。もしくは聞かれたこと以外全く喋らない。

④気にしなくてよい細かいところで、言い直したり、こだわったりする。的外れな質問が多い。

⑤不適切な敬語、時に造語のような言い回しが多い。

⑥診察中にいきなり泣く、怒り出すなど感情のコントロールが出来ない。

⑦時に患者が何を言いたいのか解らなくなる。要点を整理して話すことが出来ない。

⑧しぐさや話し方で何となく違和感を感じる。チック症状を認める。

⑨診察中に携帯電話がかかってきても、普通に座ったまま相手と話し始める。

⑩診察が終わった後に聞き忘れたこと、もしくは言い忘れたことがあると言って急に入ってくる。


 上記の症状は発達障害の症状の一部を紹介したものであるが、私の経験だと上記の症状を認めるなら発達障害の可能性が高いと考えている。

しかし年齢と共に社会性は学習しているはずなので、(後天性の性格変化によるもの)一つも当てはまらないからといって否定は出来ない。その辺を考慮しながら少しでも怪しいと感じたら、以下の患者の経過を詳しく聞くこと。


発達障害に限ることではないが、精神障害の診断をするのに一番重要なのは、今までの経過である。

性格の問題を診断する時に重要なのは、その性格特性が幼少時、思春期から持続しているということ、

さらに発達障害の場合、一番大事なのは、幼少時(乳児~8歳くらいまで)の性格がどうだったのか?である。


ここで注意するのは、発達障害の患者(特にASP)何が常識で、何が普通なのか解らないということ。それゆえ本人の言う「子供の頃は普通だった」もあまり当てにはならない。そうなると正確な経過を聞く上で重要なのは親の話である。

 まずは発達障害になりうる後天的な要素がないか聞くことが重要である。

出産時の状況、特に低体重出生児、出生時仮死状態、てんかん発作の有無、脳炎、髄膜炎、頭部外傷の既往などは発達障害の原因となりうるので必ず聞くこと、また被虐待児も発達障害と酷似した症状になるので注意が必要である。

幼少時の一般的な特徴としては、発育が遅い、もしくは早い、すぐに癇癪を起こす、変にこだわりが強い、自分から声をかけて友達を作れない、一人で遊ぶことが多い、落ち着きがなくジッとしていられない、部屋の片づけが出来ない、忘れ物が多い、チック症状があるなどと言われているが、簡単にまとめれば、

・幼稚園や小学校低学年の頃、周囲と比べると少し変わった(違う)子だったか?
 (扱いづらい、手がかかる、もしくは全く手がかからない子供だったなど)

・その時のお子さんと、今のお子さんの性格はそんなに変化していないか?


この二つの質問の答えが「イエス」だった場合は、なんらかの性格障害の可能性があると言って良い。

  もし「ノー」だった場合まず考えるのは、発達障害は遺伝するということ、ゆえに親も発達障害ということは十分にありうる。

発達障害の遺伝率は70%と言われているため、実際はどちらかの親が持っている可能性の方が高いのだ。

親もしくは子供が発達障害であれば、その人も発達障害という可能性は高くなるのであるが、そうなると親の話も当てにならないということにもなる。

一緒に来ている親の態度にも注意し、発達障害の可能性があると考えたら、もう一人の親の話を聞くことも大事である。

家族歴は非常に診断に有用である。必ず両親や子供、兄弟、祖父母の性格傾向と聞き、本人と似ているかを聞くこと。私の経験では後天的な要素が無い場合、2親等くらいまで調べると、ほぼ100%に、発達障害と思われる(変わった性格の)親族が存在している。

最近では自分の子供に発達障害が見つかり、自分も同じ性格傾向に気が付き、受診するというケースが非常に多い。

また、どういう訳か発達障害者同士は親和性が高く、夫婦になっているケースが多数見受けられる。(特に男性のASPと女性のADHD)

 昔の性格と今の性格が全く違うという回答が返ってきた時には性格障害の可能性が低い。その場合は何らかの精神疾患、特に「統合失調症」と「強迫性障害」を疑うこと。


発達障害は子供の頃から非常に扱いづらく、親は育児に苦労をすることになる。

それゆえ厳しく接することが多くなり、そのような環境で育った子供は我慢のしすぎから二次的に「アダルトチルドレン」を合併することが多い。

こうなると親に怯えながらも、非常に手のかからない子供に成長し、大学まで問題なく就学するのであ
るが、本質的な性格は変わっていないので、社会に出てから物凄く生き辛さを感じ、人間関係で悩むことになるのだ。

そういう意味で我慢を学習する前の性格特性が発達障害の診断には非常に大事なのである。

私の経験だと社会適応が良かった発達障害の患者さんは、ほぼ全例にこの「アダルトチルドレン(共依存)」を合併している。

このことが日本での発達障害の診断を非常に難しくしていると私は考えている。合併している場合は、発達障害の治療だけでなく、アダルトチルドレンの治療も開始すべきである。

 親の話が聞けない、もしくは当てにならない場合は本人の話から推測していくしかない。

最近発達障害の診断チェックなるものが出ているが、(自閉症指数AQなど)先にも書いたように発達障害の患者は何が普通で何が異常かも解らず、自分の物差しでしか見れず、自分を客観的に見る事が苦手である。さらに「自分は正常でありたい」と思う心理は誰にでも存在し、客観的には当てはまっていても、本人は認めない患者は多い。

ゆえにチェックリストは、あくまで診断の参考として使用すべきであり、それが正常値を示しても、実際は正しく評価できていないことも多いのだ。(PARSなど親がチェックリストに答える場合は別。但し親が発達障害でないことが前提。)

実際私のところに来た患者でも、経過と母親の話からは何らかの発達障害があるのは明白にも関わらず、市で行なった検査では発達障害ではないと言われ、福祉の利用や手帳申請、職業訓練所を利用するのに苦労したケースもあった。特に成人の場合は、診断はチェックでなく総合的な判断で医師が下すべきである。

 ちなみに私個人としては、IQ検査(WAIS-Ⅲ)が発達障害の診断には、ある程度有効であると考えている。IQ検査でIQ値自体は正常値を示すことが多いが、言語性IQと動作性IQ、もしくは得意項目と不得意項目で著しく差が出る場合は発達障害の可能性が高い。(例えば、言語の理解、知覚統合、作動記憶、処理速度などに有意差がある。図形合わせは得意なのに、計算が全くダメとか、言語の理解は得意なのに、書き取りが全く出来ないとか、項目ごとのグラフを見ると起伏の激しいものになるので解りやすい)
又、検査中、課題に取り組む時の態度も重要で、そこから診断がつくケースも少なくない。

注意)知能検査も診断に絶対的なものではなく、検査結果で異常が出ないからと言って発達障害を否定出来る訳ではない。今までの経過や家族歴などを踏まえ、総合的に判断すること。