軍事政権下にあるミャンマーで核開発の疑惑がある。
北部の山岳地帯にウラン原子力の施設があるとの証言が幾つかなされている。

ミャンマーは日本陸軍15軍によるインパール作戦や、その後のビルマ方面軍の撤退戦で著名だが、
この撤退戦で困難を極めたのは、イラワジ河やシッタン河の渡河であった。
これら大河がヒマラヤ方面から流れており、この豊富な河川による水力発電で、今はやりの「エコな発電」が可能であるが、
何故か、ウラン原子力を指向しているが、これが正しければ核武装が前提だろう。
しかし、ミャンマーの仮想敵は何処か? ミャンマーは何処かの国の脅威になっているのだろうか?
一部には北朝鮮が、核開発に協力しているとしているが、実はその裏は中国ではないか?
隣国の隣国はインド。ベンガル湾に面するミャンマーは中国にとって対応インド洋戦略を睨んだものだろう。
事実、中国はミャンマーに様々なインフラ整備に関する支援を行っており、しかも陸続きであるが為、秘密裏に援助もしやすく、かつアメリカのシーパワーの及ぶ範囲を超えている。また米軍の衛星などの監視能力も、極めて貧しいかの国を監視する必要性もない。
たが、援蒋ルートも重慶~昆明からミャンマーに通じていたし、日本にとっても因縁深い土地ではある。

地球温暖化と温室効果ガス削減と言う美名の基に原子力発電が推奨され、各地で建設が始まっているが、これ即ち核拡散と同義である事は誰も言わないし、報道もされない。
技術力が無くても、材料さえ調達出来れば核武装出来ることは、イスラエル、南アフリカ、北朝鮮が証明している。
ただ、北朝鮮やミャンマーなど基礎的な技術力がない国が核兵器を開発しても、それはキチンと軍事的な意味で爆発せず、核物質をばらまく、所謂汚い核兵器となる事が、実は一番怖いかもしれない。
冷静に考えると、広島にしろ長崎にしろ、都市として再生出来たのは、アメリカの核爆弾がキチンと爆発したからともいえる。
ただ、高レベルの核物質はばらまくだけの精度しかない核兵器が一番危険だ。

これからは核兵器がそこらの国に存在する、極めて危険な環境に置かれる事を覚悟しなければ、他国への原子力プラントの輸出は出来ない。少なくとも輸出した近隣エリアには少なからず影響はあると考えるのが自然だ。

ミャンマーの動静については、今後もモニタリングしていきたい。