ぷろろーぐ

 

みなさまごきげんいかがだろうか

 

私は最近飛蚊症が極まりすぎて、空を見上げると入場料無料の貸切プラネタリウム上演中。流れ星に願いを叶えてもらうチャンスが常時発生しているというワケだが、まず眼科行け。

 

その甲斐(?)あってか、国士無双列伝開設以来ずっと目標にしていたブース出展を『お台場痛車天国2024』にて達成することができました!ピカチュウのなつやすみくらいの興奮と感動があったりなかったり。

 

 

今回の記事は、前半は『30歳痛車乗りが人生初めてのブース出展をするとどうなるのか』、後半はいつも通り『気になる痛車紹介』という二重の極みが如く二弾構えでお送りしていこうと思うよ。

 

当日の写真があまり撮れなかった事に加え、10年使ったPCが遂に息を引き取る悲劇が襲う。既にイベント開催から1ヵ月経過しちゃって怠惰丸出しなんだけど、記事を読んで当日の思い出に浸ってほしいナ。

 

  ブース出すって…マジ?

 

迎えたイベント当日。ウーーーン、なんて清々しい朝なんだろう。朝2時出発に加えて緊張と興奮で不眠ゆえ、陽の光が五臓六腑に染みわたる。Like a 飲み会〆のラーメン。ジ・エンドみたいに光合成しちゃいそう。

 

 

オーダーテントが想像以上の値段で腰が抜けてしまったため、BUY NOW JAPAN様からお借りしました!ラーマンさんやガレドリさんがいることを期待させてしまい、本当にゴメンナサイ。安部しかいなくて。

 

(BUY NOW JAPAN様@rmr_rahman)

 

この日のためにブースカーの180sxもホイールだけアップデート。STANCE MAGIC#690からWORK VSXXに換装。ゴールドのメッシュがバイナルとの相性抜群。焼肉にサンチュくらい相性抜群で、一緒に観覧車乗ったり奈良の仏閣巡り行きたいくらい愛おしい造形。

 

(ぱじ様@PAZi_BP5)

 

ブースの内覧会しようぜ。国士無双列伝の世界観って『和』と『神』なので、神社と見紛う空間を演出。ほぼ元旦。やはり根幹を成すのは売り子の巫女ちゃんず。全員男装レイヤーさんだから、私を除いて漏れなくイケメン。

 

(痛車ビジョン様@itashavision)

 

神聖の真逆の存在である汚れ多き私は、最もここにいちゃいけないって自覚があるからこの情けない顔。引きつった顔選手権があれば間違いなく日本代表の近影を、ITASHA VISION様に撮影させるこの非礼をどう詫びようか。

 

 

あとはやっぱり『自動車競技』の要素も欠かせないよねってことで、【シーケンシャルドグミッション】【クイックチェンジデフ】【GCGタービン】という現行トップカテで使用される競技用部品を展示販売。IQ400あっても理解不能な世界観。

 

 

予想を遥かに上回る話題性があったし、ブッ飛んでるのが国士無双列伝の特徴だから、来年もまた何か考えます。部品を貸してくれた益山選手に感謝。来年はS15貸してください(図々しさの極み乙男)

 

(世界のますくん@masubili)

 

朝4時半ごろに搬入・準備開始したんだけど、あっという間に開会式を経てイベントスタート。時間軸グラセフかよってレベルで過ぎ去って焦り散らかすも、実際にお客様が入り始めると・・・なんかこう・・・感無量ね(照)

 

 

この感覚を言語化するならば、トトロのさつき&メイの『夢だけど、夢じゃなかった』の逆バージョン。『夢じゃなかったけど、夢だった』みたいな感じ。我ながら意味不明であるが、そんな感じ。

 

緊張のあまり産まれたての子鹿からも『それは大袈裟やろ(笑)』と苦言を呈されるレベルで震えていたワケだが、隣接するブースはKAWAII FITMENT.さま、NOAHさま、DiviDさまと心強さこの上ない。野良でパーティ組んだらみんなミラボ装備だった級の心強さ。

 

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初めましてのお客様のご来店はモチロン、いつもオンラインでご購入いただいている方と対面で交流できることは最高に幸せね。冷やかしに来てくれる仲間たちもLOVEなんだが、私の顔面が完全にFate/Zeroのアサシンの最初にヤられる奴で不服申し立て。

 

(120DENIER Photography様@120denier)

 

巫女ちゃんずは優秀ゆえ飲み込みが早く、半日も経てば私なぞ用済み。無事に無職と成り果てた私は、改造車ブロガーらしく取材に赴くとしよう・・・

 

  気になる痛車PICKUP

 

と言うことで、後半は恒例の痛車紹介をしていくよ。

 

お台場痛天は約1000台エントリーゆえ、毎年足が割り箸になるまで会場をシャトルランするワケだが・・・今年は時間が確保できず、取材が叶ったのはなんと4台。さすがにこれはブロガーやめちまえ案件である。

 

とはいえ事前にタグ検索で入念に下調べをして取材に臨んでおり、紹介する痛車はどれも珠玉の1台。マシンメイクに行き詰っている方の一助どころか、五助くらいになれば幸い極まりない。なれ(豹変)

 

まずはホロライブ/星街すいせい仕様のシビッククーペを紹介。オーナー様は、毎年ハイセンスなマシンメイクでSNSを沸かせまくるyuさん。『yuさんに習うSNS活用術』って記事書きたいまである。

 

(yu様@lowers74)

 

外装はフル純正でEJ1のエロさを芸術に昇華。各コンポーネントはUSDMを意識して構築されており、9.5Jのフロントラインを車高調とキャンバーでフェンダーに収める。地球とのぶつかり稽古は必修科目だと言わんばかりの車高だ。

 

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リアガラスのデザインは、『神っぽいな』を歌ってみたのサムネをイメージして作成されており、彼女の特徴でもある“イケメン”という要素にフォーカス。反射した陽の光をもデザインの一部として溶け込み、神々しく凛々しい。この面積だけでひれ伏したくなるような迫力だ。

 

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シンプルなデザインゆえマシンも情報量を抑える必要がある中、要所で見応えのある要素を取り入れる繊細さ。痛車作りの基本でもある『引き算』を見事に体現した、まさに教科書に載せるべき1台であろう。

 

 

 

そして次は、真逆のマシンメイク『足し算』の強みを遺憾なく発揮させた1台を紹介しよう。

 

国士無双列伝の天敵、TeamGRACEのリーダーを務めるイマイさんのS13の新仕様が満を持してお披露目。オリジンのフルエアロ、ハチマキ、ナンバーの9999は、紛れもなくドリフト界の神をリスペクト。威圧的なEquipとドラッグウィングから、オーナーの攻撃性が伝われば幸いだ。

 

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(fate様@LegendRukaGRACE)

 

ラブライブ!/優木せつ菜仕様のデザインは淡い青焔のバイナルを纏い、キャラのイメージカラーである赤のボディで煌めく。側面を覆い尽くすほどの大面積に派手なバイナルを貼っているにも関わらず、しっかりキャラが前面に立つことのできる、良い意味で矛盾したデザインだ。

 

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先述の通り、痛車作りの基本は引き算ゆえ『好きなもの全部乗せ』って散らかりがちで本当にムズい。しかし何故か彼の場合は全ての要素が絶妙なバランスで成り立たせてしまい、その結果としてエンタメアワードを受賞するという見事なデビュートゥウィンを飾った。

 

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同じくラブライブ!/優木せつ菜仕様なんだけど、前述のS13が『迫力』ならば、こちらのS15は『芸術』。同じキャラ・同じシルビアだけど、カスタムとデザイン次第で彼女の異なる魅力を表現できる。これぞ痛車の醍醐味よね。

 

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(きり様@727scarlet_Rvk)

 

WONDERフルエアロの魅力に磨きをかける丁寧なカスタムが特徴的で、美しさと品格の二重奏。三面貼りをするためにボンネットは純正をチョイスし、スムージングの一手間で生まれる曲線美。多分この記事読んだルーブル美術館から明日オファーくる。

 

キャンディーレッドの艶やかなボディに、輝くシルバーのバイナルが鮮烈でprofessor SP4Rとの相性抜群。リムを指さすポーズからは、彼女がマイナスオフセットの魅力を語りかけてくるかのよう。プラスオフセットの私は動揺のあまり取材続行不可。

 

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エンジンルームはサイクルフェンダー化にスポット増し、キャラクターに合わせて塗装するなど作り込みも抜かりなし。痛車、改造車、ドリ車、あらゆる視点で見てもケチの付けようのない、ボケなきゃいけないエンタメブロガーを困惑させる完成度だ。参った。

 

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ああああああ、好き。無理だってこんなんマジで。好き。

 

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(清火屋様@kiyokaya_n)

 

失礼。私の感性にド直球すぎて語彙力が崩壊してしまった。にじさんじ/夜見れな仕様のS13は、オーナー様が溺愛するS14後期+D-MAXフェイスを持つ所謂顔面スワップ車両。ブロガーの端くれとはいえ、物書きの筆を狂わせる程の魅力を放つ。

 

この顔面にベストマッチする箱はS13と考え、FフェンダーをORIGINのS13用とS14用をニコイチ、ウイングもS14後期用をS13トランクに合わせて加工。ガンダムの現地改修機みたいでロマンを感じるね。Ez8みたいに。

 

ホイールはF10J/R11.5JのSSRエイグルストラッセ。タイヤとホイールの比率や車高を理想にするべく、17インチをチョイス。また、サイドステップにはBN、リアバンパーにはVERTEXを纏い、トータルバランスを崩すことなく唯一無二のパッケージを獲得。メーカーが異なる理由は、段付き形状や張り出し量にも配慮してエアロを吟味した結果だという。

 

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ボディカラーはキャラクターの髪色としつつ、フロントではD-MAXフェイスを強調、リアではクリアテールを強調させる効果を発揮。懸念される色の境界は彼女を配置し、ド派手なバイナルでドリ車であることを示威。バイナルの色味が前後で異なる芸の細かさも、全体の完成度の高さに寄与していることだろう。

 

  えぴろーぐ

 

フーーー、語った語った。ごめんなさいね、一人で気持ちよくなっちゃって。

 

そんな調子でブース対応と取材に明け暮れていたら、気付けば佐野SAで佐野ラーメン食ってました。食事する余裕も無く疲労困憊だったため、塩分がこれまた沁みる。普通にミシュラン獲得店かと思っちゃった。小人になって泳ぎたい。

 

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ブース初挑戦の感想は・・・超難しかった!

 

実際にやってみると想定外の連発で、浮き彫りになった課題は8時台の山手線の本数くらいあっただろう。巫女ちゃんずとしっかりPDCAサイクルを回してアップデートしていくよ。遊んでないよ。反省会だよ。

 

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それにしても、ただ好き勝手に改造車を紹介していたブログが、まさかブースを持とうとは誰が予想できただろうか。これは紛れもなく読者の皆様、足を運んで下さったお客様、そして協力してくれた仲間たちのおかげ。本当にありがとうございました!

 

 

イベント主催者の皆さまは、国士無双列伝から図々しく『ブース出展させてください』ってお願いがもれなく来ると思うので、身構えておいてくださいね。GSIMさん・・・ITASHA VISIONさん・・・

 

以上

 

おわり