ぷろろーぐ

 

皆さんごきげんいかがだろうか。

 

最近やたら寒いし、私は花粉で絶不調そのもの。特に今年は目の痒さが尋常ではなく、朝起きるとだいたいポケモンのタケシ状態。杉を何らかの罪で訴えたいんだけど、法に詳しい読者さんいたら連絡ください。

 

さて、今回の記事は3/10(日)に筑波サーキットにて開催された痛車走行イベント、『RSY走行会』の参加レポートだよ。痛車走行会って少なすぎて幻だし、TC1000は童貞。高校の修学旅行前夜くらいワクワクして眠れない。ほぼ沖縄。

 

(X:@RSYGP)

 

一方で3/31(日)にはお台場痛車天国2024への初ブース出展を控えており、仮に何かトラブルやクラッシュが起きればデモカー展示不可となる。これはもうソードアートオンラインと言っても過言ではない。

 

 

アインクラッドよろしく、こっちは無茶できないのにお構いなしで急襲してくる猛者達との熱いバトル、その一部始終をお届けしよう。

 

  晴天と痛車と輩

 

清々しい朝日、澄んだ空気の中で始まるドラミ。この気持ち良さがサーキットの醍醐味よね。この間にコンビニの温めたお弁当が永久凍土みたいになってるのも醍醐味。からあげ棒がもう味の付いた岩。奥歯壊滅。

 

 

RSY走行会の凄いところは、痛車天国さんに取材していただけたり、ITASHA VISIONさんに写真撮影していただける点よね。走行を楽しむことはモチロンだけど、その様子が雑誌に載ったり綺麗に撮ってもらえてこのエントリーフィーはほぼタダ。無料。

 

 

更にはスタッフの皆さんが走行会慣れしているためか、運営がたいへん円滑。個人的に最初からピット位置が決められていた事がGOODで、場所取りブレイキングダウンの発生も無くSEIKIN TVくらい平和。

 

しかし、国士無双列伝にとって“平和”とは不自然な状態。適当な事しか書かない嘘偽りで塗り固められたブログゆえ、敵も多い。噂をすれば、ホラ。

 

 

次のトピックでは、私を狙う天敵を晒して注意喚起しつつ、勝負を挑んでいこう。

 

  この車にピンときたらハザードを焚こう

 

まずは国士無双列伝アンチ筆頭のTeam GRACE。痛車界隈のドリフトチームとして知名度もあり、見ての通り厄介。大会経験も豊富で実力が伴っている点も厄介。でもケツ穴見せっこした仲。

 

今回最も警戒をしなければならないメンバーは、GRACEの番犬ゴリさん。犬なのかゴリラなのかという議論は学者に任せるとして、猛烈なアップデートを施したS15が姿を現す。

 

 

外装はBN SPORTSのフルエアロ。12J-14のミネルバを収めるため、KOGUCHI POWER製フェンダーにN-Style製汎用フェンダーを組み合わせてスムージング。片側100mmワイドも驚きだが、ドリケツにミネルバは富豪の所業。油田でも掘り当てたのだろうか。

 

 

エンジンは2JZ 3.0Lを、パルサーG35-900で過給する600馬力の仕様。サイクルフェンダーに上出しウェストゲートパイプなど、ロマン満載のENGルーム。男の子の『好き』が詰め込まれた魅力的な空間、ここに住みたいけど家賃高そう。23区の駅近より高いことは言うまでもない。

 

 

内装はBRIDEのグラデーションを基調としており、何やら気になる棒が雄々しくそそり立つ。600馬力を後輪に伝達するミッションはTTiのシーケンシャルミッション。このままトップカテゴリーで戦える仕様じゃん。マサラタウンに80Lvカイリュー持ち込むようなモン。コラッタ根絶やし。

 

 

現在シェイクダウン中ということもあり今回は幸い追いかけ回されなかったが、完成しちゃったら勝機が1ピコグラムも無いから出来るだけゆっくりマシンメイクを進めて下さい。

 

(ヨネHマンさま@yoneHman0913)

 

このチームの裏リーダーとして暗躍する悪童ゆーたは『お前ごとき俺が出る程でもない』と、ヒットマンENDを仕向けてくる。いつの間にか買ったというZ33は普通に羨ましい。ワイスピ3のタカシZが最高に好きだったの・・・将来レプリカ作るんだ。

 

 

Zといえばサイドブレーキが反対側に装備されているためドリフトには不向きとされているが、油圧サイド増設により弱点を克服。年式の新しい壊れない車にローグリ履かせて優雅に走る、これこそエンジョイドリフトの最適解なのかもしれない(老い)

 

 

今度こそバトル勃発かと思いきや、『Zは初ドリフト』『油圧サイドも初運用』『ENDも初搭乗』という、ガンダム第1話のような状態。その時のザクみたいに撃墜される気がするので、ここは一旦退くのが得策か。本番機で相見える日まで勝負はお預け。

 

(レボさま@Lion_S16_NFX)

 

なんだ今日は超平和じゃん、なんて思っていると・・・

 

!!?!?!?!?!

 

 

なんでいるのオブザイヤー2024受賞

 

なんと、私が所属するチーム『益山板金』のボス、世界のマスーも急遽エントリー。世界最高峰のドリフトコンペティションFormula Drift USAシリーズに参戦経験があり、現在も国内シリーズ(FDJ)で勝ちまくりのプロドライバー。ズルじゃん。

 

 

どうやら私が痛車界隈でイキッてないかチェックし、ギャラリーの前で私の実力を白日の下に晒すために出現したそうだ。思考が烈海王。地下闘技場らへんの時の。

 

「同じチームなら味方やん(笑)」と思うじゃん?

 

 

甘くないの、このチーム。愛の鞭が交通事故。

 

 

しかし今回に限り弱点もあり、ドグミッションのOHが間に合わず純正ミッションだそう。この馬力だとドグでなければ耐えることができないため、タイヤのグリップを落とさなければならない。下剋上するには絶好のタイミングというわけ・・・

 

(ヨネHマンさま@yoneHman0913)

 

でもなさそうだ。ダメなもんはダメ。アメリカのバンクコースを走るプロとは何もかもが違う。ライオン vs 玉ねぎくらいの実力差。ミッションどうこうじゃなくて、セニアカーとかに乗ってもらわないと勝負にもならん。

 

(痛車ビジョンさま@itashavision)

 

ダメダメダメ諦めたらって松岡修造に言われそうな光景。下剋上を果たす日はいつくるのだろうか。その日が来るまでドリフトやめらんないね。楽しすぎるな。

 

(レボさま@Lion_S16_NFX)

 

  追走は究極のコミュニケーション

 

呼吸すら忘れて闘争本能剥き出しでバトルするのは形容しがたい悦楽を感じられるが、体力の消耗が異次元。まるで体育でプール入った後の得も言われぬ気だるさ。流れるプール作るためにグルグル回ったあの日のようだ。

 

しかし、追走の楽しみ方はそれだけではない。普段交流できないお友達と一気に仲良くなれるのも魅力の一つということで、絡んで走ってくれた二台を紹介させてもらうよ。

 

まずはホロライブ/宝鐘マリン仕様のAE86。カッティングバイナル+ロゴの組み合わせは全日本プロドリフト選手権(現D1GP)のマシンを意識。『当時痛車があったらこんな感じだろう』というコンセプトが、キャラの特徴でもある平成初期感とマッチしててエモい。

 

 

ソレックスキャブ+固定深角デスビ仕様のエンジンを、ノーマルコンピュータで制御する“当時感”がコダワリという。当時LINKなんて無かったんだから。剣振り回す緑色のリンクはいたけど。シェァァァアアア!!

 

 

オーナー様の実力も折り紙つきで、2021年 AE86 DRIFT CHAMPIONS CUP 日光戦のU30 CLASSの王者。アウトまでしっかり寄せるフェアネスな先行、インフィールドで一気に距離を詰めてくる後追い、どっちのポジションでも激熱な攻防で脳汁止まりませんでした。

 

(レボさま@Lion_S16_NFX)

 

続いてもAE86が登場!にじさんじ/夕陽リリ仕様のAE86は、鮮烈なブルーのボディカラーが特徴的。それに合わせてデザインも派手めにしたと、たまたま隣にいたデザイナーのめんちゃか氏が語ってくれた。

 

 

エンジンは4スロのインジェクション仕様で、それ以外はほぼ買ったまま。真の意味での当時仕様は、水戸納豆集会で飯田彰選手を絶句させるという偉業(?)を達成したとか。歴史の教科書に載る出来事だ。

 

 

ターボと違ってごまかしの利かない事が難しくも楽しい点であると言い、文字通り全身全霊を懸けた走り。絶賛ローン返済中とは思えぬアグレッシブな走りで、ダートをも活用して飛距離を伸ばす。自然を味方につける技は、ガイアのそれ。

 

(レボさま@Lion_S16_NFX)

 

  戦う痛車が大好物!

 

ここからは、クラス違いでエントリーしている車両の中で、気になる三台を紹介させてもらうよ。痛車は置いてじっくり鑑賞するのも素敵だけど、スポーツカーは走らせると色気を纏うよね。それが国士無双列伝の大好物(性癖暴露)

 

ブルーアーカイブ/飛鳥馬トキ仕様のBMW M3は驚きのドリフトユース。顔アップってキャラの可愛さが格段に上がって見えるよね。ボンネットは全身、サイドは顔アップという配置方法のテクニックは後世に残したい。

 

 

フォトミFINALでも取り上げさせていただいたから、是非読んでね。

フォトミFINALにエントリーできず悔しさのあまり咽び泣くブロガー | 国士無双列伝 (ameblo.jp)

 

外車・NA V8・約400馬力って、融合したらゲートガーディアンになれちゃいそうな3要素だけど、ドリフト競技用のアフターパーツが非常に少なく、キレ角UPをはじめとした改造が出来ないなどの弱点もあるそう。

 

 

しかし、ひとたび横を向ければそれらを補って余りある程のカッコよさを発揮。骨太なのにスタイリッシュな車格とV8の咆哮。

国産車には無い色気を、タイヤスモークと共に振りまいていた。浅草寺の香炉の煙みたいにかぶりてぇ。

 

(ヨネHマンさま@yoneHman0913)

 

続いてこちらもグリップかと思いきやドリフトユースなにじさんじ/葉加瀬冬雪仕様のセリカ。HKSドラッグセリカのレプリカをベースに、各所にキャラ要素を散りばめたレーシーなデザインが特徴。

 

 

ドリフトと言えば後輪駆動だが、ジムカーナでケツが出る快感に溺れてしまったオーナー様はFFでドリフトをするようになったという。実は私もFドリ出身なのだが、ドリフト状態を保つのは本当に難しい。ドッジボールで最後まで残るくらいムズイ。

 

 

ハイパワーFRで煙モクモク!ってのも大迫力だけど、レアな車種で予想不可能な動きをするFFドリフトにギャラリーは大喜び。

会場を大いに沸かす彼こそ、正真正銘のエンターテイナーであった。

 

(Masaruさま@Ms_zn6)

 

こちらもにじさんじ/壱百満天原サロメ仕様のMR2のオーナーは、なんと現役Vtuberの道星マイルさん。実はドリフト繋がりで以前より交流はあったのだが、てっきりご自身を貼るものだとばかり・・・VがVを推す、非常に尊い。ありがとう。

 

 

上品かつゴージャスなボディカラーはアクアの純正色。『行きますわよ!』感を意識してデザインされており、爛漫に咲く(おハーブ)花々との相性抜群。女性オーナーならではの視点や工夫は、痛車の可能性を大きく広げてくれますな。

 

 

走行する姿はダリアの花言葉である“華麗”を体現しており、2ヒート目でドラシャから異音が出て走行中止しちゃうところも、どこかサロメ嬢っぽさを感じる。

 

マイルさんが実際に顔を出して活動していることには理由もあり、来年よりFDJ3シリーズへの参戦を狙っているという。痛車界隈を大いに盛り上げてくれる稀有な存在なので、今後の活躍から目が離せないね!

 

 

  えぴろーぐ

 

前回の『RIOTS走@日光サーキット』に続き、『RSY走行会@TC1000』も無事に走行終了!もう安堵のバカデカため息で突風警報。奇跡の帰還を祝福してアルマゲドン流してほしいね。

 

 (ヨネHマンさま@yoneHman0913)


仲間と走ると本当にドリフトの楽しさの臨界を極めるよね。大会に出場していて辛い思いをしてドリフトが嫌いになってた時期もあったんだが、救ってくれたのはいつも仲間だった。

 

目を見て感謝を伝えるのは恥ずかしくて出来ないけど、ブログを通してだったら言えるよ。

 

みんないつもありが

 

あーあ、そんなこと思った俺がバカだったわ。降りろよ。マジで。

 

 

ともあれ・・・

 

時代の流れで仲間たちと一緒に走れるイベントが激減している令和に、こんなに楽しいイベントを開催してくれた運営の皆さまに感謝を。次回はブース参加させていただきたいです(隙あらば図々しい)

 

おわり