ぷろろーぐ

 

みなさんごきげんいかがだろうか。

 

私のお盆休みは本日8/12(金)から開幕。みなさんよりも一足遅く、何なら台風パイセンにお出迎えされる悲惨な出だし。すこぶる幸先悪い。

 

今回の記事は久しぶりにドリフト関連。

 

前回の記事では痛車展示イベントの最高峰と名高いDayDream2022のイベントレポートを書かせていただいたが、帰路でエンジントラブルという悲しき結末。

 

 

アワード受賞の予定が、サプライズでトラブルを授かるという涙無しでは語れぬドラマに涙した者も少なくないだろう。ミュウツーの逆襲でサトシが石になっちゃうとこくらい泣いた。

 

エンジントラブルの詳細は、ズバリ空燃比の濃すぎ。ハイボールもウイスキー濃すぎると心肺が停止するように、自動車も燃料が濃すぎるとエンジンが止まってしまうのだ。wawawa氏は例外。

 

一度現車セッティングはとっているものの、何らかの不具合で空燃比の均衡が崩れてしまった可能性があるため、一先ずリセッティングに持っていくよ。

 

 

せっかくリセッティングするならばとこれ見よがしに色々アップデートしちゃう。まず吸気系の見直しとインジェクター容量を740ccに変更、そこに牛乳200ccとオリーブオイル15cc、最後にバジルの葉を添えて完成だ。

 

なんやかんやで

 

6000rpm 1.4キロで400馬力 トルクは54キロという、十分だけど珍しくはないコメントに困るパワーを獲得。いやしかし、SRでこれだけ出れば何不自由ないだろう。老後も安泰。

 

 

夏のボーナスを生贄にして得たこの溢れんばかりの力。今ならばドミニクやアイシールド21、果ては黒ディアブロスにだって勝てる気がするゾ!!

 

そんなワケで

 

  下剋上!打倒絶対強者!

 

早速強敵に挑もうと、私が所属しているチームのリーダーである益山航選手に勝負を挑んでみるよ。いきなりラスボス。

 

彼はフォーミュラドリフトUSAのトップカテゴリーで鎬を削るプロドライバーだが、帰国直後で疲労困憊のタイミング。一方で私は己も車も万全のコンディション。

 

 

挑むならば今しかない。

 

善は急げ。日光サーキットに行くよ。

 

 

この日は雨のち晴れのち雨のち晴れという、DV彼氏みたいな起伏の激しい天気に包まれている。気温も湿度も路面も地獄。この後の展開を暗示しているようだ。

 

 

今回出走するチーム益山板金の面々。画面左から益山くん、ちんちん、てぃんてぃんの3名。実力でのし上がらなければ名前すらもらえない厳しいチームなのだ。

 

 

帰国直後にも関わらず朝一でシルビアに潜る益山くん。何やらドライブシャフトにひと手間加えているようだが、そんな太いハイグリップを履くから問題が生じるのだ。215/45/17のケンダをエア4キロで走ろう。平和。ピース。

 

(世界の男https://twitter.com/masubili)

 

てぃんてぃんのS14は入庫中のため、リーダーの練習機をレンタル。どうやらパワステ周りのプーリ―が緩んでいるとかなんとかで、こちらも朝一作業。人気家系ラーメン屋の店主がトッピングしてるみたいね。ほうれん草多めで。

 

 

彼らを横目に日頃より完璧な整備が行き届いている私は早速コースイン。路面のコンディションを確認しつつ、ウォーミングアッ

 

 

なんか壊れた。全然整備が行き届いていませんでした。反省しろ雑魚。

 

 

どうやらこのボルトが爆散し、オルタのテンショナーが無職になってベルトの保持を放棄したようだ。ベルト関係はエンジンにとって超深刻。開眼者クーカイ出されるくらい深刻だから、進化元を潰すようにみんなもココは増し締めしようね。読んだらすぐして。

 

 

このナットは特殊形状で代用が効かないため、人力でテンションを掛けてボルトナットで固定する応急処置。知恵と勇気と力を貸してくれた仲間達に感謝。二度と生意気言いません。野菜もちゃんと食べます。

 

そんなトラブルもあったが無事に走れるようになり、私もエンジンも絶好調。上置きゲート仕様のような爆発的な加速は無いが、下から上までリニアでワイドなパワーバンドに感動。

 

この進化した心強い相棒が一緒ならば、あの益山にだって勝て

 

 

 

 

ない

 

 

惨敗。惜しくもなんともない。10対0。勝機なんて微塵もない。ライオンvsキャベツ。

 

タイヤ痕も最初は『傷跡を誇りとするプレデターみたいでカッコいい!』と思っていたが、10発近く喰らうと力の差を示すシンボルみたいで情けない。でも痛車界隈では珍しがっていただけるため、少々気に入っている所も情けない。万事休す。

 

 

少し上に戻って写真を見てもらえば分かるが、このタイヤ痕とサイドステップの割れは別物。つまり、同じ位置に2撃目を浴びせられたということだ。

 

やってることがほぼ砕蜂。エンジンパワーや技術云々ではない。夜一さんを呼んでこない限り勝ち目はないということが明白。

 

 

やられたらやり返す。ポジションを入れ替えて決死の想いで1コーナーに飛び込むも・・・

 

 

サレンダーするわ

 

履いているタイヤはお互い265/40/18のスパスポ。条件を揃えてもこの有様。多分これダッシュキノコ使ってるわ。しかも使い放題のやつ。そうじゃなきゃ説明つかない。

 

そんなワケで勝負の行方は勝負にすらならないという悲しい結果で決着。クルマの次はドライバーの技術を付けないとね。あとはもう赤コウラぶつけるとかしかない。

 

 

灼熱の中、お写真ありがとうございました!

 

 

またグゥの根も出ないほどボコボコにされたけど、ウェットもドライも走れて実りのある一日だったね。早く治してまたコンティニューします。

 

  強くなれる理由を知った、その後日

 

後日、破損したテンショナーを求めてD1Lightsに参戦している荻谷選手の元へ。

 

彼の工場には13系のパーツが多数保管されており、本気を出したらドリ車2台とゲルググ1機くらい作れるレベル。

 

(荻谷選手https://twitter.com/pugimogi)

 

燃料タンクも譲ってもらったばかりにも関わらず、満面の笑みで快く譲ってくれました!

 

間髪入れずに野崎モータースさんにお邪魔して、テンショナー含むベルト類の交換とオイル類の交換を依頼していくよ。

 

 

プーリ―って遊園地のコーヒーカップみたいでメルヘンチックだよね。このテーマパークはシュラウドをどければ入園できます。この夏いかがだろうか。大怪我まったなし。

 

そんなこんなで周囲のご協力もあり、無事に万全なコンディションにすることができました。これで晴れやかな気持ちでお盆休みを謳歌できる・・・

 

連休中にもう1本投稿予定なので、乞うご期待!

 

おわり