【麟鳳亀龍/石川の書展審査員出品】
太平の世に出現する霊獣、めでたい意味。私が住む卯辰山の山頂には明治時代に活躍した故郷の偉人、書家・北方心泉の大きな石碑があります。金沢最後の文人・細野燕臺は心泉から唯一、書の本質を学びました。昭和37年本岡三郎氏ら心泉顕彰会発足で建立され、以後三田良信氏が石碑を中心に心泉の功績を再評価。生前、三田の爺さんから電話がよくあり「石川の書展見てきたよ。たくさん書がある中、君の碑学の方向性は心泉と通じるものがあり良い、偉人に学びなさい」と。
ともあれ金沢が生み出した心泉の偉業は、市内の神社仏閣にある石碑等からも学ぶことができます
〈石川の書展〉会期7月10日〜15日 会場・21美
*12日月曜14時からは作品解説当番です。







↑ 金沢卯辰山山頂付近 麟鳳亀龍 北方心泉石碑
昭和37年心泉顕正会発足し建立される