メートルダール
父ゼンノロブロイ(サンデーサイレンス系)
母イグジビットワン
母父シルヴァーホーク(ロベルト系)



メートルダールは何回も書きすぎてもう書くことないけども、シルヴァーホークの肌にゼンノロブロイ。長距離砲同士の掛け合わせで本質的にはステイヤー。しかし……

前走、青葉賞(東京2400m)はいつも通りほぼ最後方からの競馬だったが、早目に動いたのが災いしたか、それとも距離か、完全に伸びきれず。ここ最近では一番駄目な競馬だった。溜めに溜めてと言ったコース形態は合わないし、2400mは長い。メートルダールは中途半端な形で動くと伸びきれないと言う、距離は持たないがステイヤーの気質だけが残ったタイプ。

恐らく適距離は違えど、レーヴミストラルの様なタイプで、勝つには溜めに溜めて大外一気に差しきれるメンバーとコース形態が必要。メンバー的に残念ダービーみたいな面子で、しかも4角から下りで勢いをつけれる京都1800m外回り。ここしかない。ここを勝って休養して秋に備えたい。





大きな遅れのないスタート。シンハライトは半完歩位遅れたが問題ない。ロッテンマイヤーは好スタートから先行。ダンツペンダントが猛ダッシュ。先頭に立つ。前半1000mは59.8秒と平均ペース~スローペース。ロッテンマイヤーは4番手、シンハライトは15番手、チェッキーノと並んでの追走。縦長の平均ペースで流れて直線へ。

全馬手応えを残したままで直線を迎え、直線入り口はごちゃごちゃしていて、シンハライトはそのごちゃごちゃの中。抜け出して来れるのか?と前へ目を移すとロッテンマイヤーは先頭に並び掛け様とするが伸びはない。ビッシュが外から鋭く伸び先頭に立つ。そのまま押しきる様な脚色だったが、外からチェッキーノが追い込みビッシュを交わす。ここでエンジンの掛かったシンハライトがビッシュとチェッキーノの間を一閃。強烈な瞬発力で抜けて1着。



ロッテンマイヤーは外からスムーズに先行し、直線も不利なく走れて13着。前が止まるペースだったとは言え、ペースもロッテンマイヤーに向いた平均ペースだったし力負け。今後は距離を短縮して1800m辺りで買いたい。

シンハライトは道中後方の内で追走し、直線は真ん中へ。馬群に包まれ厳しいポジションだったが、ここで鞍上池添の強心臓。馬を信用し慌てず待つ。坂を上っている時の脚はイマイチだが、そこから反則スレスレ?で外に出して、坂を上がってからの切れ味は極上。一気に突き抜けた。最後の脚色は前2頭とは差があり完勝と言える。京都にも適性あるので、坂のない秋華賞(京都2000m)も本馬で堅いか。

3着ビッシュは馬体が回復し、デムーロに操られ、坂下~坂で凄い脚を使ったが経験不足が出たか。この先楽しみ。

2着チェッキーノは外枠がきつかった。大外を回って突っ込んで来た。長くいい脚を使って苦しい所から更に伸びたが、シンハライトと同じ様な位置取りで瞬発力の差が出たか。平均ペースに助けられた部分もあるが、枠が違えばもう少し前で競馬し、もっと際どくなったかも。

個人的にかなり頑張ったなと思ったのはフロンテアクイーン(6着)だ。馬場も向かないしパドックでもうるさい。蛯名も気性の部分を考えてほぼ最後方からの競馬だったが、内から押し上げ最後の最後まで瞬発力を要求される流れの中、粘って粘って6着。夏を境に気性が成長すれば秋華賞の様な内回りで楽しみ。



個人的なオークスとしては、前日2.6倍あった単勝も2倍スレスレ。これは絞らんとガミルと思い、贅肉を削ぎとる様に馬券をシェイプアップ。福永や吉田の馬券を減らして、シンハライトの単複にその分注ぎ込んで儲かる様にしたのだが結局マイナス。

シンハライトが勝って嬉しい反面、やはり馬券は難しいな……と反省する暑い日の夕暮れ。

……さ、ビールでも飲も。







◎17ロッテンマイヤー
○3シンハライト
▲2アウェイク
△4アットザシーサイド



展開
慎重にならざるを得ない3歳女子の2400m。ゲッカコウ辺りが好スタートを切れば大逃げの可能性もあるが、人気馬が中団以降に控えれば誰も追い掛けずスローペース濃厚。前へ行って速い上がりを使える馬が有利だろう。



◎ロッテンマイヤーはクロフネ×アグネスタキオン。父、母父の字面だけみるとマイラーだが母母がスタミナあるビワハイジ。そこそこ距離は持つ。2勝していてどちらも先行しての勝利。しかし出足は遅く典型的な逃げ馬ではない。クイーンC(東京1600m)では前へ進まず、中団から差しに回って3着と適応力もある。差して味はあるが瞬発力と言うタイプではないので前で勝負したい。ゲッカコウが無理に大逃げして離れた2番手、なんて最高のポジション。

○シンハライトはディープインパクト×シングスピール。極限の瞬発力を持つ父と東京向きの底力を持つ母父。まさに東京2000-2400mを勝つために配合されたと言っても過言ではない。3連勝で桜花賞(阪神1600m)に臨み、中団から勝ちに行っての2着。しかも勝馬のジュエラーとは鼻差。勝ったも同然のレース内容。超スローペースの瞬発力勝負だと少し不安もあるがスローペース程度なら本馬にピッタリ。

▲アウェイクはディープインパクト×グランドスラム。本質的には2000m前後が適距離だろう。兄にストームバード系バーンスタインを配合され、G1勝ったゴスホークケンがいる優秀な母系。単穴枠はフローラS(東京2000m)5着のビッシュと迷うところだが本馬を選択した(後述)。フローラSはクイーンズベストがけれん味のない逃げを打ち、道中かなり厳しいラップ構成。G1で戦えるラップを踏んだフローラS組はいつもよりは期待できる。その中でも中団で競馬し、直線ラスト2F12.4-12.3と苦しい所でヨレても3着まで残った本馬は優秀に見えた。今度はゆったり流れて瞬発力を活かす競馬になれば。

△アットザシーサイドはキングカメハメハ×アグネスタキオン。長くいい脚を使えるので東京は良い。後は福永が3着位に持ってくるでしょ(笑)



単複 17.3
複勝 2
ワイドB2-3-4-17




フローラS組でも強かったチェッキーノを無印にしたのは、買いが入りすぎてるのと、フローラSの直線が上がりが掛かりすぎてる事2つ。ラスト3F11.4-12.4-12.3秒と東京にしては上がりが掛かる展開。クイーンズベストが促しながらの逃げでラップが速くなったのは当然なのだが、オークスはスローペースが多く瞬発力が必要。33秒台の上がりの競馬を経験してない本馬は危険だ、と判断した。当然速い流れになれば有力なのだが。

ビッシュは厳しいラップ時に最後方、直線だけの競馬で5着。楽して5着(ビッシュ)が4番人気前後で、厳しい競馬をして3着(アウェイク)が13番人気ならこちらを買った方が特……じゃない?(笑)