「暑いぜー」




「六郷湧水は旨いな~」

「暑疲れた……」

「ちと早いが本日は本日は営業終了~」



アメリカ三冠、ラニのケンタッキーダービー(チャーチルダウンズD2000m)の走りを見て、勝てるのはベルモントS(ベルモントD2400m)だと思った。

激しい先行争いをして、そこからバテずに伸びる馬でないと勝てないケンタッキーダービーやプリークネスステークス(ピムリコD1900m)。スタートで後方に遅れ、コーナーで遅れるラニには明らかに向いてない。しかしベルモント競馬場は先の二つの競馬場よりコーナーが緩く、ペースも長丁場だけに緩む。ラニにとっては良い材料であり、調子さえ良ければ勝ちきれるとさえ思っていた。



レースを迎え、スタートが切られると外枠から、いつもの行き脚がつかずに後方に置かれる。後方2番手で追走していたが、向こう正面で行き脚がつき、大外を回って捲り始める。6番手まで位置取りを上げ、UAダービー(メイダンD1900m)の様なレース振り。

しかしコーナー下手がここでもラニの走りを邪魔する。3コーナー、4コーナーとペースが上がって前から離され、直線を向く頃には10番手辺りまで遅れた。しかしそこからグイグイと大外を伸びて、抜け出した前2頭に迫る。ラスト100mで末脚甘くなったが、それでも伸びるのがラニ。1馬身半程追い詰めた辺りでゴール。惜しい……惜しい3着となった。



ラニの父は素質はあったが疾病で、本領を発揮出来ずに現役を終えたタピット。アメリカでは爆発的に走っているエーピーインディ系。母父はサンデーサイレンス。日本の血統図を塗り替え、日本の競馬レベルを段飛ばしで引き上げた立役者だが、現役時はケンタッキーダービー、プリークネスステークスを優勝。ダート馬だった。それだけの名馬が日本に売られてきたのは奇跡。地味な血統背景と同期に英雄イージーゴアがいて、アメリカはアリダー系の方が好き。それで奇跡が起きた。

ラニはスタートして後方に置かれ、道中大外を捲って大外を伸びてくる大味な競馬。そんな大味な競馬ではなかなか勝てないだろう、そんなところが可愛いが。日本では花開かずとも、この先ブリーダーズカップを日本馬ラニが制するのも夢ではないかもしれない。





◎11ウインリバティ
○5ハピネスダンサー
▲10ゴールドテーラー



◎ウインリバティはダンスインザダーク×フライソーフリー。一長一短な面子で勝ち負けを繰り返している。ウインリバティはこのレースで人気している馬にも勝ったことがあるし、阪神2000mなら勝てるのに単勝が売れてない。それだけで買い。1800mで逃げれず自分の競馬が出来ずにいて、今回は2000mの外枠。一発狙うにはいい頃合い。

○ハピネスダンサーはメイショウサムソン×クロフネ。本馬も力のあるところを見せてはいるが1800mは基本短い。2000mなら差しきれる。

▲ゴールドテーラーはステイゴールド×ガリレオ。ステイゴールドはG1勝ちを芝の重い香港で達成。G2とは言えドバイでファンタスティックライトを撃破。ドバイもコース形態こそ違えど、香港の芝質と同じ時計の掛かり様。ステイゴールドは本質的に欧州型ステイヤーだったのだろう。その父に、母父ガリレオ、母母父アカテナンゴと欧州の名馬がズラリ。ゴールドテーラーは典型的な欧州型で格上相手でも一発狙ってカマせるタイプ。しかも長くいい脚を使うタイプではないのに東京2000mを先行して押しきった。ひとまず完成形を迎えたと言っても良いだろう。ハンデ50㎏で思いきった競馬なら。



単複 11

馬連 11-5.10

ワイドB 5-10-11