ヒルノダムール
父マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
母シェアエレガンス
母父ラムタラ(ニジンスキー系)
母母父レミグラン(ノーザンダンサー系)



ヒルノダムールは皐月賞(中山2000m)を2着、稍重の馬場を豪快に追い込んでのものだった。その後クラシックは好走するも勝てなかった。

明けて4歳、G2を2着3着しながら力をつけ、とうとう産経大阪杯(阪神2000m)を優勝。その勢いのまま天皇賞春(京都3200m)に出走。皐月賞と同じ稍重の馬場。内でじっとし距離ロスを抑えてスパート。追いすがるエイシンフラッシュを抜かせず1着。ナムラクレセントの大捲りにも動じず、自分のペースで競馬し、しぶとい脚で勝ちきった。

休養を挟んでフランスへ遠征。フォア賞(ロンシャン2400m)を2着、凱旋門賞(ロンシャン2400m)は10着。フォア賞は叩き合いの末2着。母父が欧州馬ラムタラと言うこともあり、コース適性は高いと思われ穴人気したが、気性の難しさが出て力を発揮出来なかった。その後日本で数戦走って引退。


父としてのヒルノダムール、初勝利はダートか。現役時の走りも父マンハッタンカフェの血量よりもラムタラの血量の方が大きいイメージ。母父ラムタラ自身は完全な芝馬だが、ニジンスキー系は時計の速い日本の芝になかなか適応出来ない。マンハッタンカフェ産駒もダート得意で、その辺りと合わせても初勝利はダートで挙げる馬が多い。

それでもダートは1000万下あたりで成績は頭打ち。それもその筈で元々の配合は芝向き。ダート系種牡馬には勝てない。ダートの大物が出ると言うよりは、ここから芝向きの斬れ味を身に付けた馬がオープンクラスに上がっていく。

産駒の距離適性は決めつけない方がいい。ダートであれば1800mがいいが、芝は中距離が良いとは限らない。最後に踏ん張りを要求される1200.1400m。2000mなら小回りで坂のあるタフなコース、例えば中山や阪神、洋芝の函館や札幌。時計の掛かる馬場は大好物。稍重~重馬場辺りが一番しっくり来るが、不良馬場でもこなせる。

大物は2歳新馬函館1800mで勝ち上がるがクラシックシーズンは詰め甘く4、5着を繰り返す。再度夏になり北海道で1000、1600万下を連勝。再度オープンに上がって詰め甘を繰り返す。4歳になって本格化。夏の北海道で更に力をつけ、札幌記念(札幌2000m)を勝利。天皇賞秋(東京2000m)、ジャパンC(東京2400m)と5~6着を繰り返す。洋芝、道悪専門と思われ、超人気薄で有馬記念(中山2500m)に出走。中団辺りから大外回って早目先頭、楽に突き抜け大楽勝、皆の度肝を抜く。5歳で海を渡りフランスへ。フォア賞を勝利して、父が大敗した凱旋門賞を2着し、父の仇を取る……とってないか。



狙い目はダート、芝なら北海道か道悪、せめて坂のある中山か阪神。ダートは1000万下まで。基本的には詰め甘いが1度勝つと連勝、格負けはしない。ピークは4~5歳、いつの間にか力をつけてるので、東京京都で負けても軽視は禁物。重賞で買うなら2000mオンリー、1200-1400mもオープンなら買える。G1で買うなら有馬記念。



あくまで予想ですが。








アーネストリー
父グラスワンダー(ロベルト系)
母レットルダムール
母父トニービン(グレイソヴリン系)
母母父ノーザンテースト(ノーザンダンサー系)



休養を挟みつつ、4歳秋から急激に力をつけたアーネストリー。G1制覇を遂げた宝塚記念(阪神2200m)はかなりのロングスパートを敢行。スタミナと持続力で後続を完封した。

アーネストリーの父はマイル~長距離までこなしたグラスワンダー。安田記念(東京1600m)をこなすスピードと有馬記念(中山2500m)をこなすスタミナを兼備したスーパーホース。

母父はトニービン。凱旋門賞(ロンシャン2400m)を制した。その後招待されたジャパンC(東京2400m)は5着。ヨーロッパ血統だが、産駒は日本で大爆発。主に東京コースに強く、長くいい脚を使う。

父としてのアーネストリーは中距離がメイン。サンデーサイレンスが全く入っていない血統は魅力だが、産駒は勝ち上がるのに苦労しそう。母父にサンデーサイレンス系のスピードあるアグネスタキオンやフジキセキなら2歳からなんとか走れる。それでも函館や札幌の洋芝1800mや中京2000m等の坂があり、上がりの掛かるコース等、コースは限定される。東京の様な2つコーナーより、中山の様な4つコーナーが合う。

3歳未勝利で勝ち上がり、500万下でウロウロ。3歳秋辺りから力をつけ、4歳で完成する。ダラダラとした脚しか使えない差し馬が先行力を身に付け勝ち上がる。上記のコースでしか勝てない馬が東京で勝ち星をあげたら本格化、狙える。

ダートはからきし駄目。大物はサンデーサイレンス系牝馬との配合で出る、と言いたい所だが、母系はエーピーインディ系も面白い。前目で溜めてスパッと抜けるタイプは母父サンデーサイレンス系。逃げ、もしくは早目の仕掛けで抜け出し、捩じ伏せる父の様な競馬は母父エーピーインディ系。

基本的には馬券になりにくいタイプで、ピンポイントで好走してくるタイプ。穴党にはもってこい。速い上がりで負けた馬が上がりの掛かるコースで激走、なんて事もある。

産駒は2歳戦より3歳~古馬戦。2つより4つコーナー。札幌、函館の鬼も出る。大物は遅れてきて、宝塚記念や有馬記念を制する。



あくまで予想ですが。







ラハイナルナ
父シーザスターズ(ダンチヒ系)
母スターライトドリームス
母父ブラックタイアフェアー(ミスワキ系)
母母父リファール(リファール系)



ラハイナルナ。「ハワイに浮かぶ月」と言う名の競走馬は父シーザスターズ。英二冠を制したシーザスターズは大物感のある配合。凱旋門賞馬の母アーバンシーは勿論だが、ミスワキの肌にケープクロスを配合。中長距離に向き、日本の芝には硬質で融通の利きづらい配合だが、G1を勝てるだけのポテンシャルは秘めている。女傑ウオッカに配合された事は話題となった。

母父もミスワキ系ブラックタイアフェアー。父、母父共に2000m以上に向き、力任せに押しきる競馬が得意。上がりが掛かりやすいと言った意味では小回りが良いが、広いコースの方が向きそうな配合だ。時計が掛かる広いコースがベスト。2歳後半から活躍し、6歳、7歳と息の長い活躍が見込めそうだ。



ラハイナルナは長い休みが何度もあり、順調に使えていない。しかし秘める素質は相当なものがある。

3歳時にゆりかもめ賞(東京2400m)を4着。スタートを決めたが押しても進まない。最後方付近に位置したが、行き脚ついてペースが緩んだ時に大外からスルスルと上がっていく。4コーナーでは3番手まで上がり直線を向く。斬れる脚がないので早目に仕掛けて先頭を狙う。しかし内からダイワリベラルから抜けられ交わせない。満を持してラングレーが抜け出し勝利、ワンテンポ遅れてゴールドアクターが追い込み2着。

ラングレー、ゴールドアクター、ダイワリベラルの4着。皆オープン以上で活躍、レベルの高い一戦で不器用ながら食い下がる好内容。皆好位からスムーズに競馬していたが、ラハイナルナは大捲りと言うロスの多い競馬で4着。素質の高さを伺える。

今回も半年以上休んでの参戦で、状態は半信半疑。大型馬だけに叩いてからが勝負だろうが人気がなければ面白い。東京コースもノーザンダンサー系が走りだし、芝もパワーが必要な状態になってきたのも追い風。

ウェルブレット等、強敵もいるが一発狙ってみるのも面白い。