ワンアンドオンリーはスタートを決め、押して番手へ。田辺のやりたい事はそこで充分伝わった。

武豊&キタサンブラックが逃げに逃げる。この馬場で前半59.1秒はかなり速い。強い馬しかこれない、真っ向勝負のペース。これは正直読めなかった、この時点で自分の馬券に当たりはないと諦めて観戦。

それでも田辺は3コーナーから仕掛けて、スタミナを活かそうとロングスパート。その時点でキタサンブラックは馬なり、スピードの違いは明白でワンアンドオンリーはかなり厳しい状況で直線へ。

馬場も厳しい状況でのハイラップ。キタサンブラックにほとんどの馬が潰され、1頭抜け出す。外から仕掛け遅れたドゥラメンテ、その内からマリアライトがぐいぐい末脚を伸ばしゴール寸前で前を捉え優勝。



ワンアンドオンリーは調教も変え、CWで長めの距離から鋭く伸びる好内容。変わるなら今回だと思ったが14着と大敗。キタサンブラックが強い馬しか残れないペースを演出、スタミナを活かそうとする田辺騎手の意志も感じられる素晴らしい宝塚記念だった。自分が言うセリフではないけども、色んな意味でお疲れ様と言いたい。



キタサンブラックは本当に強い。負けはしたが今回初めて強いんだなと思った。オープンでモタモタしている兄ショウナンバッハも一息いれた後、期待してみたい。

ドゥラメンテはこんなもんか。ドバイ帰りと言う事もあるし、道悪も良くないと言い訳出来るが。能力は高いが、もしかするとこの先、G1は勝てない可能性もあると思う。今回は馬群から出れなかったけど、おかげでスタミナはほとんど消費しない状態。それでも直線反応も悪く弾けず。2400mは長く、1800mは短い。良馬場だったら宝塚記念辺りが1番適性あると思ったが。天皇賞秋(東京2000m)辺りでディープインパクト産駒に負ければ相当厳しい。

マリアライトはスタミナ問われると本当に強い。自力で動いて前を捕まえた訳で、完勝と言える内容。2200mが本当に合っているのだろう。

ちょっと期待していたアンビシャスは、あの速いペースでも力みがあった。1600-2000辺りが気性的な距離の限界か。マイルC(京都1600m)辺りならマイル戦でもこなせる距離だと思う。





当日も雨だと思っていたが、どうやら晴れる模様。かなりパワーに寄った予想を組み立てていたので、新築の家で言えば基礎からやり直すくらい予想をバラさなければいけない事態に。……家を建てた事はありませんが。



◎4ワンアンドオンリー
○15サトノクラウン
▲5シュヴァルグラン
△3キタサンブラック
△11トーホウジャッカル


展開
人気投票で1位のキタサンブラックが1番人気と思っていたが、蓋を開けてみるとドゥラメンテが断然の人気。今年もペースが
緩む。しかも雨→晴れ、重馬場→良馬場まで一気に回復する可能性が高く、多数の馬が通る内が一気に乾いて内しか伸びない馬場になる、事まで込みで予想した。



◎ワンアンドオンリーはハーツクライ×タイキシャトル。4歳になって異常にズブくなった。ダービー(東京2400m)の素軽さはどこへ。そんな事を言っても始まらない。今のスタミナ特化のワンアンドオンリーをどう活かすか。左回りの2400mが今はベスト。しかしスタミナタイプだけに阪神2200mは悪くない。
今回の買いは田辺だ。内田も悪くないが、もっと思いきった騎乗がみたい。ドハイシーマC(メイダン2400m)では逃げれなかったが武豊は逃げようとしていた。ゴール前はいつも差し返す様な脚を見せているだけに、逃げなくても番手から早目に動く形ならどうか。

○サトノクラウンはマルジュ×ロッシーニ。本馬にとっては馬場は乾かなくても良かった、と言うほどの道悪巧者。後方から伸びきれなかった皐月賞(中山2000m)。究極に速い馬場で追い込んで3着のダービー。休み明けで惨敗の天皇賞秋(東京2000m)。道悪でスイスイ先行、大楽勝の京都記念(京都2200m)。かと思えば道悪のクイーンエリザベス二世C(シャティン2000m)で惨敗。振り幅の大きい競争成績でムラがあるが、追い込み効かない速い馬場でドゥラメンテに迫ったダービー、道悪で千切った京都記念の走りはG1級。後は岩田がどうエスコートするか。ここまで外なら思いきった先行策で臨んで欲しい。

▲シュヴァルグランはハーツクライ×マキャベリアン。強い言われる現4歳馬。その中でもアンビシャスと負けず劣らずの伸長度。初G1の天皇賞春(京都3200m)でも3着してみせた。天皇賞春よりも阪神大賞典(阪神3000m)の走りが良く、京都向きのステイヤー系では無い模様。自在性もあり枠も良い。改めて得意と思える阪神で一発。鞍上の福永込みで馬券圏内は堅そう。

△キタサンブラックはブラックタイド×サクラバクシンオー。道悪&一番人気ならいらないと思ったが、馬場も乾いて二番人気。この条件なら印は打たなければなるまい。こちらはシュヴァルグランとは逆で京都>阪神。前残りでも誰かに差される。

△トーホウジャッカルはスペシャルウィーク×アンブライドルスソング。雨降って、馬券圏内は無いと思ったが、乾くならイケる。極端な前残りでなければむしろ優勝候補。昨年も順調に使えない中で4着。今年は菊花賞(京都3000m)以来久々順調にレースを使えていて昨年より着順を上げる。雨さえなければ◎を打ちたかった程の2200m巧者。



単複 4.15

ワイドB3-4-5-11-15













先週から降り続いている雨。宝塚記念は能力と同じ位、道悪適性が大事だ。



1フェイムゲーム
道悪 ◎
ハーツクライ×アレミロード。スタミナ、パワー、底力満点の配合。本来2200mは短いがこれだけタフな馬場なら。

2アンビシャス
道悪 ▲
ディープインパクト×エルコンドルパサー。ヨーロッパの道悪もこなしたエイシンヒカリを見ると分かるが、父ディープインパクトは思いの外、母系の特徴を引き出す。母父エルコンドルパサー、母母父レインボークエストなら斬れ者ディープインパクトでも道悪はこなしてくる。

3キタサンブラック
道悪 △
ブラックタイド×サクラバクシンオー。スタミナタイプの父と短距離タイプの母父。3200mをこなした馬にこんなことを言っても意味無いが、タフなタイプとは思えない。

4ワンアンドオンリー
道悪 ○
ハーツクライ×タイキシャトル。日本の芝では斬れ負け、ドバイの芝が丁度良い。3歳時からは想像出来ないほどスタミナタイプになった。タフな勝負は望むところ。

5シュヴァルグラン
道悪 ○
ハーツクライ×マキャベリアン。母系はマキャベリアンと言うよりは母母父のヌレイエフの影響が大きい。底力高い。ハーツクライ×ヌレイエフとすればタフな芝は問題ない。

6ラストインパクト
道悪 △
ディープインパクト×ティンバーカントリー。祖母はパシフィカス。ナリタブライアンの母。母父ティンバーカントリーはパワーとスタミナに秀でる。ただ父ディープインパクトは基本良馬場向き。相当ヨーロピアンな母系でないと。

7ラブリーデイ
道悪 ▲
キングカメハメハ×ダンスインザダーク。字面的には道悪はこなせるが本馬の走りを見ると斬れ者。道悪?

8ステファノス
道悪 △
ディープインパクト×クロフネ。やはり父ディープインパクトなら母系はヨーロッパの重厚な血が欲しい。母父クロフネでは道悪だけでなく距離も不安。

9ドゥラメンテ
道悪 ▲
キングカメハメハ×サンデーサイレンス。祖母エアグルーヴの父、トニービンが強く出てるタイプなら道悪上手いと思うが、キングカメハメハとサンデーサイレンスの瞬発力が強く出ている。

10カレンミロティック
道悪 ▲
ハーツクライ×エーピーインディ。ハーツクライとエーピーインディの持続するスピードが武器の馬。スタミナはあるがそこまでタフだとは思えない。

11トーホウジャッカル
道悪 △
スペシャルウィーク×アンブライドルスソング。スペシャルウィークはスタミナタイプだが道悪が上手いタイプではない。コース適性が高く、個人的に楽しみだったが雨が……

12サトノノブレス
道悪 ▲
ディープインパクト×トニービン。本馬はトニービンが出てる。ディープインパクト産駒の中では道悪上手い方。

13タッチングスピーチ
道悪 ◎
ディープインパクト×サドラーズウェルズ。本馬はまんまサドラーズウェルズ。コーナーで遅れて直線しぶとく伸びてくる。内回りコースは微妙も馬場はとことん渋った方が良い。

14ヒットザターゲット
道悪 △
キングカメハメハ×タマモクロス。スタミナタイプなのは間違いないが、馬場が渋るのは向かない。

15サトノクラウン
道悪 ◎
マルジュ×ロッシーニ。血統もだが実績的にも道悪は鬼。

16マリアライト
道悪 ▲
ディープインパクト×エルコンドルパサー。アンビシャスと同じ父、母父だけに道悪はこなせる。アンビシャスは母母父レインボークエスト、本馬はリヴァーマン。能力はともかく、内回り2200mならアンビシャスを超える適性を持っている。

17ヤマカツエース
道悪 ▲
キングカメハメハ×グラスワンダー。母父ロベルト系のグラスワンダ。内包するスタミナはあるが持続するスピードが武器。父キングカメハメハだし斬れ味問われない分、道悪も悪くない。