ダンビュライト
父ルーラーシップ(キングマンボ系)
母父サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
母母父リヴァーマン(ネヴァーベンド系)


ルーラーシップは超G1級の素質を秘めるも、出遅れで勝ちきれなかった。それでもクイーンエリザベス二世C(シャティン2000m)の驚異の加速と突き抜ける脚は本馬が持つ実力を垣間見れた一戦。母エアグルーヴと父キングカメハメハの良いところを併せ持った名馬だった、どちらかと言えばトニービン(エアグルーヴ)だったが。

産駒はマイル戦でもスピードがあり、思ったよりはトニービンしてない。それでもスプリントが全く駄目な辺りは中距離以上がベストなのだろう。

母父は言わずと知れたサンデーサイレンス。母母父はリヴァーマン。リヴァーマン産駒のリヴリアがナリタタイシンやワコーチカコ等を輩出し日本に合う血統。ナリタタイシンは斬れたが基本的には持続力血統。


ダンビュライトは速いし強い。しかし朝日杯FS(阪神1600m)は内枠で揉みくちゃにされ13着と大敗。単純に言えばG1で戦える力が無かったとも言えるが、楽なレースばかり走ってきたのも一因か。不良馬場の初戦(中京1600m)を勝った割には意外と持続力が無く、軽い芝の京都に変わるのも好材料かも。強い馬に揉まれて一皮む剥けた姿を見せてほしい。



ムーヴザワールド
父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
母父サドラーズウェルズ(サドラーズウェルズ系)
母母父アイリッシュリバー(ネヴァーベンド系)


ムーヴザワールドはディープインパクト産駒だが、産駒に強く影響を及ぼす母父サドラーズウェルズ。追っての強さは折り紙付きも産駒にズブさと言うマイナス要素も与える。母母父アイリッシュリバーは先程も述べたリヴァーマンの最高傑作。


こちらは実力は認めるものの、危ない人気馬。3着はあるかも知れないが勝つまではどうか。

やはり例に漏れず、本馬も全姉タッチングスピーチ同様追っての強さはあるもズブい。姉よりズブいかも知れない。これはいくら直線に向かう下りで加速しても間に合わないズブさ。ヨーイドンだった東京スポーツ杯二歳S(東京1800m)よりかは京都外回りの方が良いが、同じ1800mでは厳しいだろう。

いずれ距離が伸びて多少なりとも改善されるのか、成長して軽さが出るのかは分からないが、「買えばよかったな~」と結果なるような、成長を期待したい。現時点では青葉賞(東京2400m)辺りでないと買う気は起きないが。

(きさらぎ賞を止め、共同通信杯に登録)