40歳のオッサンと12歳位の乙女。
全く関わり合いの無さそうな二人。まあ、あったらあったで親子、もしくは犯罪の香りしかしない関係な訳だが。
40歳のオッサンが12歳位の乙女、18人の事を真剣に考える訳だ。オタクのおっさんがアイドルを応援してる様な、なかなか滑稽な話ではあるが、それが成り立つのが阪神ジュベナイルフィリーズである。
古くはウォッカ、ブエナビスタ。最近ではメジャーエンブレムの様な断トツに強い馬はいないが、小粒でもピリリと辛いメンバー構成になった。
一番人気はフランケル産駒のソウルスターリング。勝ちっぷりの良さとフランケルと言う得体の知れない外国馬の怖さが一番人気に押し上げている要因だろう。やはり日本人は「外国」に弱い。普通であればオープンを勝ったばかりのソウルスターリングよりもG3を勝ったリスグラシューが一番人気だろう。
自分はソウルスターリングを無印。勝たれたら仕方ない、しかし経験のない1600mで内枠。速い流れで揉みくちゃにされたら競馬にならずに惨敗、と言うこともうら若き乙女ならありえる。バーゲンセールで揉みくちゃに慣れてるおばちゃん辺りとは違うのだ。
自分の本命は短距離経験もあり、マイル経験もある、競馬上手なジューヌエコール。3連勝でも一番人気にならないのは、僅差勝ちが多く、勝ち方が地味だからだろう。
なかなか上手いファンファーレ演奏。3番が異常に立ち上がる中、ゲートが開かれた。スタートしてジューヌエコールを探す。緑の帽子を見つけるとがっっ…………つり掛かってる。
意識が遠のき、チャンネルを変えたい右手を左手で抑えて、堪えて観戦。てか、ジューヌエコールはもうねえわ。
阪神コースは今日は内が残っていた。内を見るとソウルスターリングが3番手付近を楽々追走。初のマイル、速いペースのマイルでも楽に追走。もうこれ勝つわな。
直線も余裕。ほとんど追わないままスピードに乗って先頭。追われるとジワジワと伸びて余裕のゴール。2着には後方待機のリスグラシューが伸びてきた。
楽勝のソウルスターリングは速いペースが向いた。メジャーエンブレムの様な持続力で勝負するタイプ。スローペースになって瞬発力勝負になる、どこかのレースで無印にしてリベンジする事として、問題はジューヌエコール。
もともと掛かる所があると言われていて、繊細な福永が上手く御していたのだろう。乱暴な?バルザロに乗り替わって酷く掛かった。前で勝負しそうなバルザロは合うと思ったが。
やはり、日本人は日本人らしく、フランケルに怯えてソウルスターリングを本命にすれば良かったのか。日本人の気骨を示す為に敢えて無印してみたものの、あっさり黒船の巨大な大砲の様な重厚な末脚に完敗。
何より、乙女ジューヌエコールが掛かる事が予想出来なかった、男としての体たらく。女性の気持ちが読めず、結婚が30代後半になったおっさんには女性は元より、乙女の気持ちを読むには一万光年早かったようでm(__)m