チューリップ賞(阪神1600m)での死闘。シンハライト&日本人の意地を見せたい池添J、強いと言われながら勝ちきれないジュエラー&デムーロ。ジュエラーを徹底マークし、アクセルを踏み遅れさせる事に成功し、最後競り勝ったシンハライトが勝利、強い。しかし踏み遅れても抜け出す速さ、瞬発力で上回り、シンハライトより先に抜け出したジュエラーの能力は計り知れない。

この激闘の後ろで更にアクセルを踏み遅れた1頭がいる、クロコスミアだ。



クロコスミア
父ステイゴールド(サンデーサイレンス系)
母デヴェロッペ
母父ボストンハーバー(シアトルスルー系)



クロコスミアの父ステイゴールドは芝中距離で強さを発揮する。G1で戦える瞬発力を持ち、気性の悪さを底力に変える。と、言うのは牡馬の話で牝馬からはそこまで強い産駒は登場していない。母父ボストンハーバーはシアトルスルーの系統だが流行りのエーピーインディの様なマイルG1で戦える、と言うタイプではなく、早熟で短距離をビュンと走るタイプ。父、母父から適距離は1200-1600m辺りだと思われる。



クロコスミアは1200mで勝てず1800mで初勝利。その後アルテミスS(東京1600m)3着、赤松賞(東京1600m)を勝利して2歳牝馬チャンピオン決定戦阪神ジュベナイルF(阪神1600m)に出走。

スタートを決めたが前走赤松賞で先行したのが災いしたか、メジャーエンブレムが引っ張る平均ペースでも道中の引っ掛かりが普段より酷く、前半は掛かり通し。4コーナーでは最内にいてかなり早目の仕掛けで動く。直線半ばまでは粘っていたが、坂を昇った辺りで外を追い込んだ馬達の脚色良く8着。

休養してトライアルのチューリップ賞に出走。ここは外枠らしくスタートを決めて馬なりで下げていく。今度は折り合いもついて14番手でレースを進める。レースはスローペースで推移し、大きな動きが無いまま直線へ。

直線では進路を空けまいと池添がジュエラーを徹底マーク。その後ろにクロコスミア。シンハライト、ジュエラーと動いてワンテンポ遅れてクロコスミアが動く。先にスパートしたジュエラーとシンハライトが坂下から上がり3F33.0秒の末脚で一気に伸びる。かなり離されてしまったがクロコスミアも上がり33.1秒の末脚で伸びて、ゴール前はやや差を詰めながら7着でゴール。



チューリップ賞はスローペースな上、時計の速い決着。前、内有利の中、外から突き抜けた2頭は別格の強さ。クロコスミアはその後ろ。エルフィンS(京都1600m)勝ちの実績あるレッドアヴァンセはクロコスミアより後ろにいて8着。後ろにいては届かないレースだった。シンハライトやジュエラーはレースを使いながら、クロコスミアは休み明けで、しかも踏み遅れての結果。ステイゴールド×ボストンハーバーでスピードっ気が強く早熟な雰囲気。三冠レースの中で買うなら桜花賞がベスト。流石にメジャーエンブレム、ジュエラー、シンハライトを逆転する可能性は薄いと言わざるを得ないが3連系の馬券でヒモに、なら買えるのではないか。